「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明

1,980円 (税込)

9pt

「なぜ優良企業は新世代の技術競争に敗れ去るのか?」
大御所経営学者のクリステンセン教授が『イノベーターのジレンマ』で答えたストーリーには未解決の問題があった。
長年解明されてこなかったイノベーションの謎に、若き経済学者が最先端のデータ分析で挑む。

「謎に対する答えだけでなく、ジレンマへの処方箋、さらには生き方のコツまで提示した本書は、21世紀を生きる我々にとって新たな羅針盤となる一冊だ。」(安田洋祐・大阪大学准教授)

●一時代を築いた「勝ち組」は、なぜ新世代の競争に出遅れがちなのか?
●この「イノベーターのジレンマ」に打ち勝つには、何をすべきなのか?

内外の企業が直面するこれらの切実な「問い」に、気鋭の経済学者・伊神満イェール大学准教授は、サバイバルの条件は創造的「自己」破壊にあり、と答える。
「共喰い」「抜け駆け」「能力格差」をキーワードに、ゲーム理論、データ分析などを駆使して、「イノベーターのジレンマ」をクリアに解明する。

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「イノベーターのジレンマ」の経済学的解明 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    20200715
    クリステンセン氏の有名な『イノベーションのジレンマ』を経済学的視点で、定量的に解明した返歌。
    自身も曲がりなりに経済学部出身で、需要や供給、動学的視点での研究は興味深かった。
    今一度エッセンスを述べると、既存企業は、競争によって利益が落ちないよう(数量効果・価格効果)、①抜け駆けの

    0
    2020年12月31日

    Posted by ブクログ

     Yale大学の若き経済学者による、教育的な自伝である。

     「イノベーターの経済学的解明」のタイトルにつられて購入した。私は前半の「イノベーター」の部分に着目していたが、本書における著者自身の力点は後半の「経済学的解明」に置いていたように思う。
     著者が自身の博士論文を以て経済学の全体像を感覚で理

    0
    2020年04月26日

    Posted by ブクログ

    既存企業がイノベーションに本気になれない理由

    「研究開発能力が高くても、合理的かつ戦略的であっても、新旧製品が共喰いを起こしている」
    つまり、「能力」の問題ではなく、「意欲」の問題

    「創造的破壊を生き延びるには創造的『自己』破壊の必要が有る」
    「生きる為には死ぬしかない」

    0
    2019年11月16日

    Posted by ブクログ

    前半は素晴らしい目から鱗 後半はもう一つピンとこなかった
    以下は前半の収穫物

    因果関係と相関関係(128) 
    因果関係はストーリー、頭の中で創造するもの AIには作れない
    相関関係 Dataの中にあるもの 発見するもの

    イノベーション
    プロダクト・イノベーション
    プロセス・イノベーション 製造・

    0
    2018年11月10日

    Posted by ブクログ

    高度な思考が平易な表現で語られる良書。すらっと凄いこと言っていてかっこいい。特にジレンマの解明は分かり易く、必読。

    0
    2018年11月04日

    Posted by ブクログ

    終わりの方で「既存企業に欠けていたのは能力ではなく、意欲」とまとめられている。それをここに書くのはネタバレになるが、ただ、そのネタが重要なのではなく、なぜその結論に至るのかが重要。話の展開の面白さもあって、巻末に挙げられた参考書「ミクロ経済学の力」にも引き続く。

    0
    2020年02月17日

    Posted by ブクログ

    古典「イノベーションのジレンマ」を(勝手に)アップデート。計量経済学によって実証的にイノベーションを検証した筆者の論文、を一般向けに解説した本でもある。「イノベーションのジレンマ」は大半がインタビューや文献を考察の元にしており、「無能だから失敗した」のか「失敗したから無能と判断された」のか、これでは

    0
    2019年09月10日

    Posted by ブクログ

    すごく頭の整理になる本でした。
    途中のモデル化のところは確かに難しいが、読み飛ばして良いと著者が言ってくれているのでスムーズに読めた。
    残念なのは、最後の結論がぼやっとしてしまっていること。イノベーションを生み出す方策について言及できておらず、「旧事業とバランスを取りながら共喰いを乗り越え新規事業に

    0
    2019年07月06日

    Posted by ブクログ

    イノベーターのジレンマ という本を経済学者の方が、コネコネしながら語った本。
    共喰いがあるので既存企業はイノベーションに本気にならない。
    抜け駆けすると得なので既存企業は競合を早めに買収する。
    能力格差。基本的にきぞんきはつよい。

    0
    2019年02月22日

    Posted by ブクログ

    いくつか難問が挙げられている中でも、能力面より心理的なものが壁として高いと感じる。社内政治がある中で新規事業にスター社員を送れなかったり、不採算となった既存事業を切り捨て、人材を切り捨てる、または新規事業にシフトさせるような人の異動配置がとくに難しい。誰だって人から憎まれたくはない。

    0
    2019年02月17日

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