伝説の名参謀 秋山真之

伝説の名参謀 秋山真之

850円 (税込)

4pt

3.5

無敵と謳われたバルチック艦隊がやって来る。東郷平八郎を司令長官とする、日本海軍の連合艦隊は、これをうち破ることができるのか。これが、苦戦この上なかった日露戦争の、勝敗を決する、最も大きな分水嶺であった。国家存亡の危機に立った明治日本が、まさに背水の陣で戦った、「日本海海戦」。未だ伝説の如く語り継がれるその勝利に、日本を導いたのが、参謀・秋山真之である。彼は、ロシアを仮想敵国とした軍事情勢のもと、海外留学で見聞を広め、万巻の古書から、外国の書物までを読破し、壮烈な姿勢で、対露の海軍戦略を考案して行った。「日露戦争における海上作戦を通じて、さまざまに錯綜する状況を、その都度総合して行く才能にいたっては、実に驚くべきものがあった。彼はその頭に湧いて尽きざる天才の泉を持っていた」と、名参謀であった島村速雄も舌を巻いた。この一戦を戦うためにあったような、勇壮な生涯を描く長編歴史小説。

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伝説の名参謀 秋山真之 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    こちらの本で良かったのはあの「日本海海戦」以後の真之さんのことがわずかながら書かれているっていうことと、あとがきの中にあったこの(↓)言葉に感銘を受けたこと・・・・・ぐらいでしょうか?

    史は詩であり志である

    司馬さんの「坂の上の雲」を読んでいても感じる高揚感は、まさにこの言葉に凝縮されていると思

    0
    2011年12月21日

    Posted by ブクログ

    戦艦『三笠』の艦長・東郷平八郎が、「智謀如湧」と評した名参謀・秋山真之の生涯を綴った歴史小説。

    司馬遼太郎の歴史小説『坂の上の雲』は、秋山兄弟(好古・真之)と正岡子規を主人公として据えた小説であるものの、日露戦争当時の各地の様々な動きや情勢、采配等から、彼ら三人(特に正岡子規は、日露戦争勃発前に死

    0
    2011年06月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦略、戦術、戦務の三位一体になってこそ、戦は成立するということを実践した人。戦略と戦術ばかりが注目され、戦務を抜かした経営が増えてきた。戦略、戦術が注目されたのはかつて日本にそれが弱く、逆に戦務は長けていたから。

    以下、メモ
    後年のバルチック艦隊が東洋に回航された時、ロシアの艦隊幹部の中には風帆船

    0
    2019年05月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    史料を調べて、自分なりに編集すれば、そのまま面白い本が一冊完成する。変に小説風に登場人物に語らせると、その部分だけ陳腐になってしまう。
    それほどこの歴史的事件は物語として面白い出来事だったと改めて感じさせられた。
    そう、小説風な描写のところだけ、邪魔。

    秋山兄弟は我が郷土が誇る有名人。(愛媛県ね)

    0
    2012年07月20日

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