トマト缶の黒い真実

トマト缶の黒い真実

2,090円 (税込)

10pt

・「中国産」が「イタリア産」になる流通の謎
・「添加物69%」の現場
・腐ったトマトの再商品化「ブラック・インク」とは
すべてはトマト缶をめぐる真実だ。
…それでもトマト缶を買いますか?

トマトは170カ国で生産され、トマト加工業界の年間売上高は100億ドルにのぼる。だがトマト缶がどのように生産・加工されているかはほとんど知られていない。
中国、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカを舞台に、業界のトップ経営者から生産者、労働者までトマト加工産業に関わる人々に徹底取材。世界中で行われている産地偽装、大量の添加物や劣化した原料による健康被害、奴隷的に働かされる労働者などさまざまな問題を暴く。
世界中で身近な食品であるトマト缶の生産と流通の裏側を初めて明らかにし、
フランスでも話題沸騰の、衝撃的ノンフィクション。

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トマト缶の黒い真実 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年08月04日

    オリーブオイルも、イタリアンマフィアのフロント企業のマネーロンダリングの道具となっていることを知っていたので、さもありなんと思った。
    しかし、オリーブよりタチが悪いのは、ウイグルも絡んでいること…
    もう2度とトマトの水煮缶を食べることはないかな…

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    Posted by ブクログ 2019年10月26日

    食料品はついついまとめ買いをしてしまっています。
    トマト缶は以前は200円くらいしたと思うのですが最近は100円で売っているし、まとめ買いすれば1缶70円ぐらいにもなっています。
    こんなに安くていいの?という疑問もあったのですが、安いのはありがたいのでやっぱり買っていました。
    そんなところにこの本を...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月06日

    トマト缶の原料は、いつも見ている丸いトマトではなく、加工用の濃縮トマトかも知れない。
    2倍濃縮というのは、煮詰めて濃縮したのではなく、3倍濃縮に品種改良されたものを薄めたものかも知れない。
    原料のトマトは、貧困地域(新疆ウイグル自治区とか)で低賃金労働によって搾取されて栽培されたものかも知れない。
    ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月11日

    帯に書いてある「イタリアで出版禁止」の文言を見て、「全世界に向けて蓋を開けたのに肝心の場所で封をするってどうなの?」と一人ツッコミを入れた。トマト缶に限らず食料品の製造工程には生産者や工員の労働環境や添加物など何かしらの問題がついてくる。トマト缶に限って、今(と言っても刊行されたの3年前だけど)言わ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年11月21日

    原産地偽装という事ではなく、それはルールとして表示義務がないのなら、悪い事ではないのだろう。加工食品におけるそんな話は山ほど転がっているから、トマトを一つの例に、色んな食材の話が紹介されるのかと思った。しかしこの本、全てトマト。オールトマト!故に、取材が深い。

    最も悪いのは何か。原産地を隠したマー...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月15日

    たまには小説を離れドキュメンタリーなどを読んでみた。
    普段目にする、手にする、食にするトマトペースト。大手スーパーに堂々と並ぶこれまた大手メーカーのトマト加工品の裏舞台を暴く、その取材の尽力には脱帽する。
    他国の技術は貪欲に吸収し、そして自国の技術は一切公開しない中国大陸の恐ろしい真実。
    この濃縮ト...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月05日

    さて問題です
    濃縮トマトの生産と輸出の国はど~こだ?
    イタリア?フランス?トルコ?
    正解は中国でした~!
    「でもスーパーのトマト缶ってイタリアが多くない?」
    実はそれって…
    さてさて、トマト缶の恐ろしい真実を知って本当にその缶を買えますか?

    世界各国のスーパーに並ぶトマト缶
    農産物の加工品と思った...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年05月24日

    中国とかイタリアマフィアとか,トマト缶にまつわる闇は深いし,怖い.だけど,トマトだけじゃ無いだろうし,レトルト食品缶詰類など食の安全は深刻だ.

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    Posted by ブクログ 2018年08月28日

     中国・新彊ウイグルの生産地で収穫されたトマトが世界中に輸出されている。特にアフリカやヨーロッパで消費されるトマト。中国の軍や、イタリアのマフィアが関わりながら。

     資本主義の行き着くところ、人間の欲望の行き着くところのディストピア。3倍濃縮のトマトを水で薄めて、大量の添加物を加えて、2倍濃縮のト...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年05月23日

    今巷で売られている、或いは買っていると言った方がいいか、トマト缶は全てがこのルポにあるような代物なのだろうか?貧困国で売られているものだけかもと、ずっと疑念を抱きながら読み終えた。

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