アイ・アム I am.
  • 完結

アイ・アム I am.

550円 (税込)

2pt

3.9

私は誰?円柱形のボディに特殊ラバーの腕。プログラミングされた高度な知識と技術で、難病の子供や末期癌患者たちを介護すべく活躍を始めた〈ミキ〉。生と死が隣り合わせの現場で激しく揺れる心、なぜか甦る奇妙な記憶。私は本当にロボットなの?「自分探し」をするミキが“人間とは何か”を問う、感涙の近未来小説誕生!

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アイ・アム I am. のユーザーレビュー

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    購入済み

    豊かな小説

    2021年08月08日

    薄い書物だけど、その中身はとても「豊か」である。最初のページから、読むのに息苦しく感じ最後まで苦しい。「薄い本でよかった」と思えるほどお腹いっぱい。
    少しずつわかってくる展開から「やっぱり、そうなのか」と予測させてくれる書き方。話しの終わった先はそれぞれの読者に任されている…看護知識を試験するシー...続きを読む

    #切ない

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    Posted by ブクログ 2014年01月14日

    良かった

     平成13年の薄い本。2時間もあれば読みきれる。筋も、ものの 10分で読みきれる。ロボット・ナース。

     雑だ。流れるような美しさはない。もっとていねいにこのテーマを扱ってほしいと思うほど。

     アプローチは瀬名作品とは異なる。ロボットに人格はない。でも、でも、とても感動する。単にアバタ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月31日

    自分は何者であるのか。この、人類が存在する限り、決してなくなることのない究極の問い。人の一生はこの問いの答えを探す旅のようなものであるような気がする。その答えは一つではなく、正解もない。自分で見つけたものだけが、自分にとっての正解と為りうる。

    介護ロボットのミキは目覚めた時から必要なことは全部知っ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年08月03日

    自身の内の自我に気づいた医療用介護ロボット<ミキ>が、「自分とは」「生きるとは」を問いかける。面白かったけど、できれば長編で読みたかったかな。

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    Posted by ブクログ 2009年11月13日

    終末医療を行う総合病院にミキという看護ロボットが目覚めた。
    看護、介護するなかで感情の揺れやなぜか存在する記憶を思い出し、私とははなんなのかを問うていく。

    短い本なのですぐに読めるし、話もわかりやすいのでおすすめ。
    この手の話は幸せな方向に自分探しが進むのがほとんどだけど、ミキのようにロボットとな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年07月22日

    SFとは言っても少し物足りなさが残ります。ちょっと薄過ぎるせいでしょうか!?できれば長編で読みたかった。ソフトなSFってところでしょうか。

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    Posted by ブクログ 2014年06月15日

     目が覚めると、目の前には江成一信院長と、江成瑞枝総看護士長がいた。ここは病院で、自分が介護をするためのロボットであることを知る。「ミキ」と名付けられ、病棟で様々な患者と接することになるが、次第にミキは自分の中の不思議な感覚が気になってくる。これは記憶?”私”は一体何だったのだろう?ただのロボットで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月08日

    私は“幸せの貯金”が出来ているだろうか。
    総看護士長が言うように、満額で死ねたら幸せだ。
    けど、どれ位の人がそんな風に死ねるんだろう。

    院長夫婦のした事は、やっぱり偽善だと思う。
    本人達も、それを承知の上でした事だから余計つらい。
    それでも…、それでもって思ってしまうんだろうな。

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年05月28日

    SF。
     看護用ロボット、ミキ(三番目の機械)の自分探し。
     外科・小児・ホスピスと、ミキは体験していくにつれて自分とは何かを気にし始める。ロボットゆえに差別され、ロボットゆえに頼りにされて、でも……、ロボットであることを諦めてしまう自分に気がついて、何を諦めるのか自問自答するのだ。

     ラストで、...続きを読む

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