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歴史的大著が、新書1冊に!――なぜ、資本主義は格差社会を作り出すのか?若者が定職もなく街にあふれ、庶民のなけなしの預金は減る一方。景気が伸びても、給料は上がらず、物価だけ上がった。悲しいかな、これが、資本主義の本当の顔である。『資本論』をいったん遠くに放り投げた日本人よ、いま再び拾い上げ、ページを開け!画期的超訳、その第1弾!
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Posted by ブクログ
『資本論』第1巻に何が書いてあるかを、各章各節をとばすことなく順に解説している。『資本論』がどんな書物であるか、そのイメージをつかむのに便利な本である。
わかりやすいし、各章ごと一つ一つを要約していく形のおかげで資本論の構成や章の順序もわかってよかった。マルクスの先見性と分析力にただただ驚嘆。著者も述べていたがやはり資本論を少しずつ読まねばならぬと感じた。
廣松さんの本に比べるとベースになるはずの概念の説明がわかりにくく、そこだけはもういっそとゆうことでさっさか読んでしまった。 ただ資本論にそって解説していく本ってゆうのは初めてで、資本論一巻にどのようなことが書かれているかとか、どうゆう流れなのかとか、そうゆうことを知ることができたのはよかった。 また...続きを読む後半部の社会の実態の分析については、近代社会の底辺がどうだったのかとかを知るうえでも役に立った。 またマルクスが未来をどう見たかとゆうことも書いてあり、やっぱり細かいところはわからんけど大まかなところではおれはマルクスの予見に共感するところが多いことを再確認した。
正直「資本論」は読んだことがなくて、でもどっかの時点で読まねぱならんという気がしていたところ、こういう便利な本があった。 あの大著を新書1冊にしたという触れ込みであり、内容も資本論の一部抜粋と著者による要約から成り立っていることを思えば、「超訳」というよりは「超約」と言った方がぴったりくる。 でも...続きを読むおかげで、資本論のストーリーはなんとなくわかった。(ま、ストーリーだけならWikipediaでも読めばもっと簡単なわけだけど) しかしなあ。資本論は難しいと言われているけど、なぜ難しいかというと各訳者の生硬な日本語使いにあるのではないか。もっと言えば、みんな芯からマルクスを理解してるんだろうか。こなれた日本語にできないのはそのせいではないのか。 と、「Sweating System」の訳語として「苦汗制度」という言葉が出て来たところで思った。 著者は、この本を踏み台として資本論を読もう!と言っているけど、もうわかったからいいや(←ぉぃ)。
『資本論』は現代の労働者の問題を理解するために読み直されるべきという問題意識の下に執筆された『資本論』第1巻のエッセンスを解説した『資本論』入門書。 原文(日本語訳)も適宜引用しながら、噛み砕いて説明されており、確かに『資本論』はどういうことを言っているのかを掴むには良い本だと感じた。 しかし、個人...続きを読む的には、『資本論』の根底にある労働価値説に納得がいかなかったので、全体として『資本論』の内容は腑に落ちなかった。洞察として役立つ部分はあるかもしれないが、著者の言うように『資本論』が現代の労働者の問題を理解するよすがになるとはあまり思えなかった。
マルクス『資本論』第1巻の解説書です。タイトルに「超訳」とありますが、『資本論』の翻訳そのものではなく、各章ごとの内容を簡潔に要約した本です。 章ごとに内容が分かれてしまっており、『資本論』という書物全体の中でそれぞれの議論がどのような位置を占めているのかということが、少し分かりにくくなっているよ...続きを読むうに感じました。その意味では、まったくの初心者向けの入門書としては少し不親切ではないかという気もしますが、各章ごとの内容が簡潔に説明されているという点では、優れた解説書だと思います。
アタマを良くする努力をしることは、より良く生きること。その想いを強くした。 私は会社で組合員として働いている労働者である。もちろん労働組合に属しており、その恩恵を受けている。しかし、何だかよく分からない、面倒臭いなどとあまり関わってこなかったし、考えたりもしていなかった。 世の中に構造問題と時に騒が...続きを読むれその解決を叫ぶ人がいるが、そもそも自分も資本主義社会という装置の中に歯車として組み込まれており、その全体の構造に思いをはせることなく流されてきた。その思いを強くした。 不正、表に出ずに水面下で勝手に決めることは言うにおよばず、公益を無視した不作為にも目を向け声を出すべきだと思った。 先日の選挙である政党が大勝すること、明らかに依存症者を増やし、考える能力を減らす、ソーシャル・ゲームやギャンブリング、そして、考えるチカラを持たず、コンピュータの融通が利かない部分を埋めるだけの大学生の生産。 身分制度という不条理よりは多少マシとは言え、構図事態は変わっていないということは明らかである。多少なりともそれに抗するチカラを我々は持つべきであると思った。
これから、原点である資本論を読もうという人にとっては、よき助けになる本だとは思う。しかしながら、資本論のエッセンスを知りたいだけであれば、池上彰氏の「高校生からわかる「資本論」」の方がお勧めです。 本書は、資本論の小節ごとにエッセンスと、それを理解するための必要な語句の説明がありますが、本の内容の...続きを読むエッセンスではなく、あくまで資本論を読むためのサポートという趣旨が強いので、わかりにくいです。 ちょっとこの本の編集企画のままで、2巻、3巻を読むことは私は控えようと思いました。
一回で理解するのは難しい。貨幣や商品など、マルクス経済的な概念が理解できていないと特に。でも何回でもトライしたい!!
的場昭弘著、超訳「資本論」を読んだ。 あの佐藤優の著書の中で何度もでてくるマルクスの資本論だ。 いつか読まなくてはと思い、5月に購入したものの、目を通すのに3ヶ月かかった。 理由は、他の読みやすい本にすぐになびいてしまうことと、 仕事がここのところ忙しかったからだ。 仕事柄、私はもちろん労働者であ...続きを読むるが、所属部署の関係で経営・使用者側に立った規程や文書を起案することが多い。社長だったらどう判断するか、どう書くか。といったことを日々気にする。だからなんとなく、唯物的なマルクスは、縁が遠くて、真逆の考え方だとい“先入観”を持っていて、これまで読んだことはなかった。 あるとき、マルクスをかじったと思われる一部の方に、「歴史的にみて、階級闘争・労使交渉はしないといけない。」といわれた。そのときは、正直、不勉強で聞き流していた。 佐藤優の国家論の流れで、いよいよトライしてみようと思いが固まったが、 軟弱な私には原書にあたれず、この超訳をまず見てみることにした。 超訳といえでも、少し難解だ。 もう一度よまなければならないが、 気になったところを抜き書きする。 人間は、利己心の動物---類的動物 富を生んだのは、勤勉---略奪 労働者は、対価---搾取 歴史的事実が対照化されている。 マルクスはブルジョワの立場で労働者の社会を分析した。 同じレイヤー同士で正しいと思えても、 それ以外の階級に説得できなければ理論的に負け。 資本主義社会の細胞は商品 商品は使用価値(具体的に有用な価値)を持って出現 交換価値は互いの妥結によって決まる 相対的価値形態:偏差値、比較 金・銀は商品としてそれが産出される地域での労働により価値が決まる 背景に労働がある 商品はすべて価値として対象化された人間労働 P.140 不変資本=C、可変資本=V、剰余価値=M 商品価値=C+V+M Vは労働者に支払う賃金、 Mは資本家が獲得する剰余価値 VとMの比率が搾取の度合となる→M/V=剰余労働/必要労働 P.148労働日の標準化するという闘争 P.181 たいていの労働者には競争が生まれ、 自ら活力(anmal spirit)が生み出され、 個々人の個別的生産能力が高まる。 本来人間は社会的動物/政治的だ。 ポリテクニック(実務中心の高等教育)や農業経済の学校をつくることで、 ブルジョワの子に教育を与え、 プロレタリアには職業教育のものしか与えない。 P.254 出来高賃金に注意! 能力給は資本主義の生産にとって好都合 お互いに賃金を引き下げ会うシステム 非正規雇用者は専任職員からも搾取される仕組み =末端の労働者から搾り取る仕組み (結論の引用) この収奪は資本主義的生産自体の内在的法則の作用によって、 資本の集中によって実現される。 つねに一人の資本家が多くの資本家を滅ぼす。 この集中とともに、つまり少数の資本家による 多数の資本家の収奪とともに、 ますます大規模になる協業的形態、 科学技術の意識的な利用、土地の計画的利用、 共同的にのみ使われる労働手段への労働手段の転化、 結合された社会的活動の生産手段として使用されること で起こるすべての生産手段の節約、 世界市場全体への世界の国民の組み入れ、 およびそれとともに資本主義の国際的性格が発展する。 こうした転形過程のあらゆる利益を収奪し、 独占する大資本家の数がたえず減少していくとともに、 窮乏、抑圧、隷従、堕落、搾取の度が増大するのだが、 一方でたえず拡大する資本主義的生産過程の機構そのものによって 訓練され、結集され、組織される労働者階級の抵抗も増大する。 資本の独占はそれによって、かつ、そのもとで開いた生産様式の障害になってくる。 生産手段の集中と労働の社会化は、 そうした資本主義の枠と調和しなくなる点にまで至る。 そして、その枠は破壊される。 資本主義的私有の最後を告げる鐘が鳴る。収奪者が収奪されるのだ。 私は残念ながら、一読して、パーっと興奮しながら読める読解力はない。 いつかもう一度読まないと。。。。
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