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「このミス」第1位! “暴力の詩人”ボストン・テランの輝かしきデビュー作。
元妻とその再婚相手をカルト教団〈左手の小径〉に惨殺され、娘を誘拐された刑事ボブ・ハイタワー。元薬物中毒者の女性ケイス・ハーディンの助けを借りて娘の足跡を追い、教祖サイラスと〈左手の小径〉に復讐を誓う。
愛と憎悪、セックスと暴力、そしてドラックと銃弾。鮮烈な文体で描き出す銃撃と復讐の宴。神なき荒野で正義を追い求めるふたつの魂の疾走。
発表と同時に大きな反響を呼び、アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞候補作となり、英国推理作家協会(CWA)最優秀新人賞を受賞。
日本でも「‘02年版 このミステリーがすごい!」第1位に選出。日本冒険小説協会大賞を受賞した。
解説・池上冬樹
Posted by ブクログ 2022年06月01日
異常な暴力性と猟奇性を持つカルト教団に拉致された娘を救い出すべく、デスクワーク組の警察官の父親と、元教団の麻薬中毒者の女がタッグを組み、彼等の足取りを追い、復讐を挑む。
プロットはシンプルながら、文体が簡潔かつ切れ味良く、独特の魅力がある。強烈な暴力・性描写の洪水で、その点パルプ小説的ではあるが、前...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月20日
ドラッグ、暴力、SEX。
欲望のすべてが、この穏やかな表現の下にうごめいている。
欲望をつかさどる神はなんだ?
伝統の神と、新参のカルト教祖が交錯する中、すべてをコントロールするのは銃弾だ。
表現は静かで、映像的。暴力を表出させながら、深い愛を書いている。
暴力が支配するカルトから更生を目指...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
これもヤバイ。相当面白い。どうしようもない。これはおれの作った言葉だけど、とにかく「ドラゴンヘッド的」に読まされる。ラストは「ドラゴンヘッド的」ではないのでご安心を。映画には再現できない究極の映画を見ているような感じ。『ブラックダリア』が思ったほど面白くなくて、アメリカのノワールはダメだわと思ったら...続きを読む
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