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友達に本当の名前を言っちゃだめ。マイコにそう厳命する母は整形を繰り返す秘密主義者。母娘はアジアやヨーロッパの都市を転々とし、四年前からナポリのスラムに住む。国籍もIDもなく、父の名前も自分のルーツもわからないマイコは、難民キャンプ育ちの七海さん宛に、初めて本名を明かして手紙を書き始めた。疾走感溢れる現代サバイバル小説。
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Posted by ブクログ
面白いとかつまらないとかそういうありきたりな感想ではまとめられない作品。 残るのは『なんじゃこら〰』って言う心のモヤモヤ、ポッカリとした虚無感みたいなものだけですね。 衝撃作といえば★5ですが、もう一度読み返したいかといえばもう読みたくないので、★1とも言える作品。 桐野作品の中ではやや異質だが、特...続きを読む殊な設定の状況に置かれた人間が発揮するたくましさの描き方は、少し『東京島』を彷彿させるところがあった。
大好きな作家さんの一人です。 国籍を持たず、母親と逃亡生活を送る日本人の女の子が、知り合った二人の少女と犯罪に手を染めながらも、逞しく生きていくストーリー。 目の前の相手を簡単に信用せず、“もう一人の自分”の声に耳を傾け、己の道を進んで行く… 現代の私達も、このようなサバイバル生活に突入しているよう...続きを読むな気がします。
ちゃんと自分の頭で考えて行動すること、信用できる人かどうかは自分の感覚で判断すること、善か悪かを決める自分の基準を作ること。そしてプライドよりも生き残ることを第一に考えること。 桐野さんの作品から自分なりにいろんなことを学びました。読むたびに救われる気がします。 この本はイタリアが舞台です。ギ...続きを読むリギリで生き抜く姿は迫力があります。
桐野夏生さんの小説は突き抜けているから好きだ。欲を言えば最近は少し勢いがないか。 今はイタリアのナポリのスラムで生活しているマイコは、母親とアジアやヨーロッパのスラム街を転々と移り住み、教育も受けられず、友達も持ってはいけない、母親には秘密がある、という中で成長した。「日本人の娘」らしいと思うのに...続きを読む、国籍もIDもないマイコは淋しい根無し草か? あるきっかけからマンガカフェを経営する日本人に出会い、カフェで日本のマンガに魅せられ耽読する。自意識の発見、家出、友人、事件展開、変化していくマイコ。桐野さんのスピード感ある筆は、しだいにマイコはどこの誰でもないと粋がっているデラシネではない、解き放たれるデラシネだと気が付かされでいくのを描いている。 巻末、金原ひとみさんの解説がいい。積んである『蛇にピアス』を読もう。
今回の長編は途中で飽きる事が全くなく、グロテスクなシーンや目や耳を塞ぎたくなる様なシーンも出て来ますがその後の展開が気になり本を閉じる事が出来ませんでした。 最後の最後まで良い意味でどんでん返しの連続で「OUT」以来の衝撃を受けました。 決して心地よい作品とは言えませんし自分の住む世界とはか...続きを読むけ離れている世界での出来事の様ですがとてもリアルな部分や問題定義も感じられ、久々にのめり込んで一気読みした作品です。
オチをすっかり忘れてて、再読。 やはり面白かった! 筋には関係ないけど、ナポリのゴミ収集は、マフィアが関わっているんだ。市がマフィアと手を切ろうとしたらストになり、増えたゴキブリの記述のあたり、気持ち悪い…。日本の有り難さを感じた。 あと、リベリアっていう国について全然知らなかった。アメリカの解...続きを読む放奴隷が住むべく、無理くり作った国なんだ。それで内戦になり、苦しんでいる。
ナポリのスラムで暮らすマイコと、 出会った人たちから知る底辺の底辺。 きっとこれは現実だろう。 つらい…
こういうふうに海外であるいは国内で身を潜めて生きていたり名前を変えていたり、そんなこともあるんだろうな、と。七海さんが気になる。#桐野夏生
友達に本当の名前を教えることも禁止されて生きてきたマイコ。 そんな母は、家を空ける度に顔を変えて帰ってくる。 住むところはアジアやヨーロッパから、今はナポリのスラムに住んでいる。 今までだって貧しい暮らしばかりで、学校もろくに行かせてもらえなかった。 それでも母を信じながらも、難民キャンプで育ったと...続きを読むいう、雑誌で知った七海という女性宛に本名で手紙を書き始める。 そして、隠し事の多い母に嫌気が差して、とうとう家出をする。 そこで国を出てきた二人の女性と暮らし始める。 彼女たちはマイコよりももっと厳しい年月を過ごしてきた。 そんな彼女たちとの生活が始まるが、母の本当の姿にも近付いてくる。 本当の自分を知り、大切な人との別れがあり。 リアルじゃないようで、きっとリアルなお話。 2019.6.20
舞子の生活には緊張感もあるが不思議とワクワクさせられた。 一定の場所にはとどまらず、ヒラヒラヒラヒラ彷徨う舞子。その様に生活せざるを得なくさせるような親は罪深い。 逞しく生まれ変わった舞子の冒険は続いていく。
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