したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち

815円 (税込)

4pt

4.3

寄生=パラサイトとは生物が他生物から栄養やサービスを一方的に収奪する関係を指し、ノミのような外部(皮膚)寄生から内部(内臓)寄生まで、その形態は幅広い。なかでも本書はゴキブリを奴隷のように仕えさせる宝石バチや、泳げないカマキリを入水自殺させるハリガネムシ、化学物質を放出してアリの脳を支配し時期が来ると菌にとって最適な場へ誘って殺すキノコなど、恐るべき支配力を持つ寄生者を紹介。一見小さく弱い彼らが数倍から数千倍大の宿主を操り、時に死に至らしめる。地球の片隅で密やかに繰り広げられる生存戦略を報告。

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したたかな寄生 脳と体を乗っ取り巧みに操る生物たち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    寄生を甘く見ていたけれど、脳まで行って麻痺させて宿主の行動を変えたり性格を変えたりすることをしていて、寄生ってめちゃくちゃ侮れないというか面白いしすごい生物現象だなと思った。知らない寄生の例が沢山あって読んで飽きなかったし、簡単すぎず難しすぎないから読んでいてとても楽しかった。また読みたい。

    0
    2023年06月15日

    Posted by ブクログ

    エメラルドゴキブリバチの話が興味深かった。
    実は人間も目に見えない腸内細菌などにより
    行動の是非を左右されられたりくしゃみでウィルスを撒き散らしたりすることも納得出来た。

    0
    2023年03月15日

    Posted by ブクログ

    寄生というと、ただ体に入り込むだけでなく、行動パターンまで自分の都合のいいように操ってしまう。

    でも、そこが恐ろしくも面白い。

    0
    2018年10月11日

    Posted by ブクログ

    だいぶ前にブードゥーワスプの記事を読んだり、去年も一つゾンビ昆虫のペーパーを読んだりした時にとても気になっていたパラサイト。寄生や共生について簡単に広く浅く色々なタイプを実例と共に紹介してくれている。特にゾンビ昆虫は非常に興味がそそられます。

    0
    2018年01月09日

    Posted by ブクログ

    面白かったというか怖かったというか。
    生物の生き延びるというか、種を継続していくための戦略の凄まじさ。恐るべき。
    人間だって、操られてるんじゃないかと怖くなる。

    昆虫本でもあるが、そんなに写真がないのも安心。

    0
    2017年10月26日

    Posted by ブクログ

    創作のネタになりそうな話が多く、そうした意味ではとても面白い本だが、先だって読んだ『昆虫の惑星』で既出であったり、著者の専門外の項目に関してはそこまで正確ではないかもしれない可能性がありそうだなと思った。
    しかしながら、こちらの本の発行は2017年で、今となっては最新とは言い難く、当時は最先端の話題

    0
    2023年03月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ロイコクロリディウムから始まる、寄生虫の話。「パラサイト・イヴ」というホラー小説が紹介され、早速読みたくなる。
    ロイコクロリディウムに寄生されたカタツムリの映像は以前twitterで見たことがあり、その行動面よりも見た目の異形さから強烈な印象があった。ドーキンスの「利己的な遺伝子」の考え方にも触れら

    0
    2022年10月02日

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