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待望の「創価学会版」として発刊された。広宣流布の世界的発展の時を迎えて、今日までの法華経研究の成果を踏まえつつ、より親しみやすい形でまとめたもの。
法華経28品と、開経(無量義経)・結経(普賢経)の全文を、「原文」「訓読」の併記で収めており、日常的な教学の研鑚をはじめ、仏教の本格的な研究にも資する一書である。
同書は、日蓮大聖人が御生涯にわたって所持され、さまざま注記を書き込まれた法華経、いわゆる「註法華経」として伝わるものを底本にしている。
鳩摩羅什訳の法華経の写本には、様々な系統・種類があるが、その中から大聖人が実際に使用されたものをもとに編纂・補訂した、歴史的な出版である。
また、文意を明らかにすることを主眼として、改行・句読点等(、「 」)を施すなど、読みやすくするための工夫が凝らされている。
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