かぜのてのひら

かぜのてのひら

1,144円 (税込)

5pt

4.5

三度めの春を迎える恋なればシチューを煮こむような火加減――恋。そして4年間教師をした高校の教え子たちとの別れ。『サラダ記念日』刊行後の激動の24歳から28歳までをうたう第二歌集。
本書は1991年4月17日初版発行の新装版です。

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かぜのてのひら のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年06月06日

    天才歌人、俵万智さんの第二歌集。
    24歳の早春から28歳の冬の終わりまでの四百七十余首だそうです。
    その四年間は俵さんにとってかなり起伏の大きい四年間だったそうです。
    まる四年間勤めた橋本高校を退職されたことはあとがき「心が鳴る」に書かれていますが、この歌集で気になるのは第一歌集『サラダ記念日』では...続きを読む

    1

    Posted by ブクログ 2021年10月03日

    「サラダ記念日」のピュアな恋のうたとは少し変わって、教師としての目線や、過去の恋愛を顧みるような目線、本気で相手を想えない葛藤など、時の流れを感じれた



    自転車を漕いで初めて会いにゆきし日のスピードを思いつつ漕ぐ

    0

    Posted by ブクログ 2021年06月12日

    特別でない路傍の石がかくも煌めいてみえるなら、忙殺による暗雲は風に攫われる。思考の整理が追いつかなくて不安でも、まだ目が輝いている。まだ心は鳴る。それがどんなに私を。

    0
    ネタバレ購入済み

    映像が思い浮かんで楽しい

    2020年11月06日

    タイトルになっている短歌と、教え子の生徒さん達を詠んだ歌が大好きで、電子書籍になっているのを見つけて改めて買いました。
    読むと、見知らぬ生徒さんたちなのに、顔が思い浮かぶような気がします。
    もう一度読んで、やっぱり好きだなあと思いました。

    0

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