帰りたくない―少女沖縄連れ去り事件―(新潮文庫)

帰りたくない―少女沖縄連れ去り事件―(新潮文庫)

638円 (税込)

3pt

家には帰りたくない──47歳の男に連れ回され、沖縄で保護された10歳の少女はそう言った。親子のように振る舞い、時に少女が主導権を握っているかのように見えた二人の間に、一体何があったのか。取材を重ねるにつれ、少女の奔放な言動、男が抱える欺瞞、そして歪んだ真相が明らかになる。孤独に怯え、欲望に翻弄される人間の姿を浮き彫りにするノンフィクション。『誘拐逃避行―少女沖縄「連れ去り」事件―』改題。

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帰りたくない―少女沖縄連れ去り事件―(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この方の本初めて読んだけど、とても読みやすい。
    ページ数も少なく文字も小さく無い事もあるけど2日で読み終わった。
    最初はおっさんに感情移入したけど、あとから気持ち悪い一択になった。
    この子は今どこでどう過ごしているんだろう。

    0
    2021年12月02日

    Posted by ブクログ

    以前に読んだ。
    私がノンフィクションに引き込まれるきっかけとなった本だ。

    現実にこんな世界があるんだという思いが、
    大きい恐怖として感じられて、しばらく本書の表紙を見るのも怖くなってしまった。

    しかし、あの時の衝撃は忘れられない。
    また買い直そうかなぁーって今思っている。

    死人は出ないし、残虐

    0
    2013年10月19日

    Posted by ブクログ

    わたしはこの事件をよくおぼえている。つたえられたあらましがあまりに奇妙だったからだ。行方がわからなくなった、というのがたぶん第一報で、つれさられた、との続報がながれたのは、それからすこしあとだとおもう。報道された断片によれば、被害者は小学5年生、祖父母と叔父と暮らす10歳の女児で、加害者はその近所に

    0
    2010年08月30日

    Posted by ブクログ

    2010年57冊目。
    ダウナーな内容で、気分が一気に落ち込みました。読む際には、自分の健康状態、精神状態を確認してから読んだ方が良いと思います。
    でも、言い換えればそれだけ作者の取材や描写が良かったということです。

    0
    2010年06月10日

    Posted by ブクログ

    好物の事件ルポ。しかも本書は、何といってもこの分量が素敵。それでいて、語りつくされていない不全感も特に感じられず、見事に纏められている。あと、本事件の予備知識ゼロの状態から読み始めたこともあり、どんな展開になるのか読めないという、小説的ハラハラもあり。

    0
    2022年11月29日

    Posted by ブクログ

    著者の構成が上手く、一気に読み進めた。少し叙述ミステリ的な要素も感じられた(もちろんフィクション作品では無いが)。
    事件の一断片を切り取っただけでは、結局何も分からないと言うことを思い知らされる。

    0
    2022年02月25日

    Posted by ブクログ

    事件に関わる人たちの正論は、再びこのような事を発生させない歯止めとなったのだろうか。読者は完全に否と答えるであろう。誰も悪くないなら、環境のせいか?運が悪かったからなのか。そう結論づけるのもますます解決には程遠い。他人への思いやり、その拡がり。なんとなくそれが第一歩のような。2017.7.1

    0
    2017年07月01日

    Posted by ブクログ

    寂しい半生をすごしてきた男が、虐待を受けたのか家を離れがちな少女と偶然知り合い、一緒にすごすようになる。男が定期的に子どもに会えていれば、こうしたヘンな関係にならなかったのではないか。そう思えてならなかった。著者の粘り強い取材程度には頭が下がる。しかし少女性愛に対しての絶対的な嫌悪感というのは、生理

    0
    2017年04月09日

    Posted by ブクログ

    6/7 ドキュメントとしては本人の手紙から→取材を進めて→裁判→その後という流れで印象が変わって行くのがおもしろかった。もうちょっと中に入ってもいいような気も。こういうのが俯瞰過ぎると印象が薄くなるので。

    0
    2010年06月08日

    Posted by ブクログ

    当時10才の少女と47才の男性の起こした誘拐事件。
    誘拐とは言っても、主導権は少女が持っていたという証言もある。
    一体二人に何があり、どういう関係だったのか…
    ただの誘拐事件ではない、もっと別の大きな問題も抱えているのではないかと思わずにはいられない。
    家族とは何か、親子とは何かを深く考えさせられる

    0
    2016年05月03日

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