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本当のことを言っていいんだな? 本名・郭光雄、通名・吉田光雄――。“端っこ”の男はプロレスラー長州力となり、時代の“ど真ん中”を駆け抜けた。今、解き明かされる“革命戦士”の虚と実。その全歴史! 在日朝鮮人二世として生まれた幼少期の苦悩から、ミュンヘン五輪、“噛ませ犬”事件、“黒歴史”WJプロレス崩壊の真相、そして現在――。幼馴染から大物レスラーまで、多くの証言で迫る「人間・長州力」。プロレス・ノンフィクション史上最大級のインパクト!
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Posted by ブクログ
もちろん、昭和プロレスファンとしてメチャメチャ引き込まれる逸話の数々が語られているんだけど、それ以上に人間 長州力=吉田光雄 のドキュメンタリーとして読みごたえあり。 両親が朝鮮半島出身、レスリングのミュンヘン五輪代表、渋々入ったプロレス界、でもプロレスという魔界のど真ん中を、最強レスラーとして、...続きを読む変わらぬ姿勢で走り続けた人生。インタビューからは、心優しい吉田光雄の素顔が感じ取れます。 同世代の昭和プロレスファンにはお薦めです。
昭和の新日本プロレスを少しでも好きだった人にはぜひ読んでほしい。ウソや適当な話ばかりのプロレス本とは明らかに取材の量も質も異なる。WJ以降の長州はリアルタイムではあまり追っかけてなくて初めて知るようなことも多かった。少年時代から新日入団までの話はほぼ初めて聞くエピソードが多くてとても興味深く読んだ。...続きを読む新日全盛期、ジャパンプロレス・全日、新日に戻って以降の話はリアルタイムで見ていたけれども、見えないところでの魑魅魍魎とした数々の話もとても面白かった。そして登場する数々のレスラーの人柄もすごくよくわかるし、嫌いだった奴はやっぱりくそだったと思わざるを得ない、特に北尾な。あいつは本当に最低な男だ。そして前田、越中、ヒロ斉藤、藤波、グラン浜田とかはますます好きになる。残念なのはマサさんとWJが原因で疎遠になってしまったことかな・・・。
よくぞ語ったと思ったが、引退後人気タレントになった現在を考えると、長州は昔からクレバーだったということ。
「小力」さんではなく、元祖、本物の長州力さんそのものが、長期間にわたり、冷静かつ多面的に描かれています。 きっと、本人が書く自伝よりもずっと、吉田光雄さんと長州力さん自身が読み手に理解できるでしょう。 それが田崎さんの描写力によるものなのは明らかです。でも、その田崎さんでさえ、何が本当で何が筋のあ...続きを読むるドラマなのかわからなくなるような場面が何度かでてきます。 プロレスには、魔力がある。 プロレスをみてこなかった人、これからもきっと見ない人でも、その言葉が実感できるはずです。
プロレスに夢中だった頃、彗星の如く現れ、サソリ固めという必殺技を駆使する長州力にわくわくしたことを思い出した。 その陰では多くの苦労があったという事がよくわかった。
まず取材力が違う。多くの関係者から取材を行い、協力者の過去の発言と今回の取材での矛盾点を突いて1つずつ真実を裏付ける確認作業が丁寧である。 自分は三銃士世代の為、デビューから移籍や出戻りの経緯を詳しく知れたのは良かった。 ただページ半分でやっとジャパンプロレスとややテンポに遅さを感じ、新日現場監...続きを読む督時代の話はスッポリと抜けてある。長州が売り出したかった選手やそのギミックや、逆に選手から提案されて却下した案など聞きたかった。 現在もトレーニングに新日道場を使ってる手前その辺はNGなのか、代わりにWJの話が解禁になったのは新鮮だった。今回で最後との事だが次があるように感じた。
文字通り、長州力についてつづった一冊。 自伝的なものや、対談集はあるが、これは幼少期から丹念につづっている。 また、プロレスファンなら知っている話が多いので、非常に読みやすい。 逆に言えば、幼少時代や海外修行時代の話は少ないわけだけど。 記述に関しては、周知の話が多いながら、それを裏付けるべく細...続きを読むかい時系列や金の流れを丹念に追っている印象。 色んな関係者の話が出てきましたが、一番印象に残ったのは大仁田選手でした。
ノンフィクション作家が追った、プロレスラー長州力の生涯。90年代のプロレスに興味があれば、読んで損の無い、高いクオリティ。 長州力の生涯に迫っていくと、自然とそれがアントニオ猪木の狂気的存在に接近していく。エピローグで語られる、猪木の戦慄の一言が印象に残った。
昭和のプロレス少年は、長州力の入場曲「パワーホール」を聞くとアドレナリンが出る。リング上の殺気立った勇姿が忘れられない。本書はそんな長州の半生に迫った作品。門外漢の筆がプロレス村のフィルタを廃し、素の姿を映し出す。 無骨で不器用で仲間を大切に想う彼の人間性は、長州革命、全日参戦、WJの起動と崩壊など...続きを読むでの行動や言動を通して伝わってくる。貴重なドキュメンタリー。
よく調べて、資料も読んで、人にも会っているのだが、例えば試合内容や展開などについて全く書かれていない。結局は巷間伝えられる噂話やゴシップについて聞いているだけの暴露本としか思えない。
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真説・長州力 1951‐2015
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田崎健太
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