龍が哭く

龍が哭く

1,899円 (税込)

9pt

4.0

「新潟日報」他、10紙で連載の話題作、ついに刊行! 英雄か、大戯けか――。一介の武士から長岡藩家老に抜擢され、戊辰戦争に際し武装中立をめざした男、河井継之助の生涯を描き切った感動巨編。時は幕末、未曽有の財政難に苦しむ長岡藩を救いたい一心で、河井継之助は備中松山藩の山田方谷に弟子入りを申し込む。方谷のもとで経世済民の教えを学ぶかたわら、継之助は会津藩の頭脳・秋月悌次郎や仙台藩の隠密・細谷十太夫、のちに武器商人となるエドワード・スネルらと親交を深め、やがて長岡藩において軽視できない存在になっていく。しかし大政奉還、戊辰戦争といった時代の渦に、長岡藩はいやおうなしに巻き込まれていくことになり――。司馬遼太郎が『峠』で書いたのとは違ったかたちで、一人の人間としての河井継之助を鮮やかに描き出した、著者渾身の歴史小説。

...続きを読む

龍が哭く のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年10月14日

    「河井継之助」を描く歴史小説。
    いいね。久し振りに司馬遼太郎の正当な後継者が出たって感じ。善玉か悪玉か未だに定まらない人物だけれども一本筋の通った人として、とても良く描かれている。女性の描き方も司馬遼太郎に似ている。(悪い意味で。)しかし私達の年代は河井継之助と言えば「花神」の高橋英樹だし、河井継之...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2017年06月12日

    父の郷里は、小千谷市です。
    子供の頃から、河合継之助の話を聞いていました。
    中学生の時、「峠」を読みました。
    継之助の死の直前で終わってしまうので、
    残念だと思っていました。
    「龍が哭く」を読んで、継之助と再会できた
    と思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月29日

    薩長の私怨と私利私欲の戦いに敗れ夢半ばで消えたがその魂は庶民に深く刻まれている。それは地元を愛し命をかけた戦争なき平和への執念であり、最後まで変わらず民衆の力にもなったことだ。「この戦いがこの国のために必要だったと胸を張って言えるのか」が印象的だ。長岡藩の一人の武士がその執念を持って藩政改革をしよう...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年02月11日

    面白かった。
    新聞連載小説だったということだが、河井継之助の人生をなぞりながら、妻すがの支店を織り交ぜていくのは新鮮。

    0

    Posted by ブクログ 2019年01月02日

    幕末の動乱期を生き抜いた越後長岡藩士、河井継之助の生涯を描く。同じ人間の生涯だから、有名な峠と比較されることもあると思いますが、妻のおすがとの関わりなどもあり、河井継之助の生き様は、よく書かれていたと思います。
    薩摩、長州は、どうしてあそこまで、大規模な戊辰戦争をしなければいけなかったのか、納得出き...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2018年04月01日

    山陰中央新報紙掲載で読む。河合継之助といえば『峠』で読み、司馬遼太郎作品の中でも特別お気に入りの小説だった。もう随分前に読み、記憶は薄れ、新聞小説でこの連載が始まって大いに期待した。江戸遊学を経て、備中松山の山田方谷に師事する。その後、長崎ほか九州で知見を広めて横浜へ。開国した日本が内輪で戦争をして...続きを読む

    0

龍が哭く の詳細情報

閲覧環境

注意事項あり
  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア
  • 【閲覧できない環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

秋山香乃 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す