尖塔の花嫁【ハーレクイン・セレクト版】

ヴァイオレット・ウィンズピア / 小林ルミ子

亡くなった娘に顔かたちが似ているという理由で、10歳のグレンダは孤児院から養母のもとに引き取られた。養母はグレンダを大切に育ててくれたが、後ろ暗い秘密を打ち明けたのは、死の床でだった。じつは養母は娘を将来嫁がせる見返りとして、ある大富豪から莫大な援助を受けていたというのだ。わたしを引き取ったのも、娘の死を隠し、贅沢な生活を続けるためだったの？深く傷ついたグレンダは、それでも養母の名誉を守るため、結婚を承諾する──ロワールの城に住む、大富豪マルローとの。■読み始めれば瞬時に独特の世界に引きこまれる、稀代のストーリーテラー、ヴァイオレット・ウィンズピアの大ヒット作をお贈りします。陰気な城や、顔に傷を持つ謎めいた夫を、はじめは恐れていたグレンダでしたが、次第に彼に惹かれはじめ……。
＊本書は、ハーレクイン・イマージュから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: ハーレクイン・ロマンス小説
• 出版社: ハーレクイン
• 掲載誌・レーベル: ハーレクイン・セレクト
• ページ数: 160ページ
• 電子版発売日: 2017年06月19日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[あおいしろこ · ★★☆☆☆]

思ってたのと違った

コミックス版が面白かったので購入しました。
原作とコミックスの違いにびっくりしました。本来の婚約者ではないことをヒーローに隠して結婚する流れは同じですが、原作はヒーローヒロイン二人のすれ違いがひたすら続いて（全編の9割はずっと言い争いしているような感じ）、最後の最後でようやく結ばれるという展開です。
結末がハッピーエンドではなかったら読むのがきつかったかも。
ヒーローの親戚たちもコミックス版ほどヒロインと仲良くなりません。
この原作をこのままコミックス化しても日本の読者には共感は受けにくいだろうなと思ったので、コミックス版のアレンジには納得です。
コミックス版読んで興味が出て原作が気になった方、原作は読まないことをおすすめします。

＃ドキドキハラハラ ＃ドロドロ