愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~

愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~

1,232円 (税込)

6pt

4.2

「あなたのことが許せないのは、
あなたが私が愛して愛して愛してやまない娘の
身体や心を傷つけることを平気でするから」
母はそう言い続けて、最後の息を引きとった。

愛しているゆえに疎ましい――母と娘の関係は、いつの時代もこじれ気味なもの。ましてや、キャバクラや風俗、AV嬢など、「夜のオネエサン」とその母の関係は、こじれ加減に磨きがかかる。
「東京大学大学院卒、元日本経済新聞記者、キャバ嬢・AV経験あり」の著者の母は、「私はあなたが詐欺で捕まってもテロで捕まっても全力で味方するけど、AV女優になったら味方はできない」と言い続けて世を去った。
本書は、著者がそんな母を看病し、最期を看取る日々のなかで書かれたもの。自身の親子関係や、夜のオネエサンたちの家族模様を、生き生きと描き出す。
エッジが立って、キュートで、エッチで、切ない、母も父も娘も息子も必読のエッセイ26編。

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愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    鈴木涼美が母親について書いたものの中で一番好きで、気が付いたら泣いてる種類の本。一年に一回くらい読み返す大切な一冊。

    0
    2023年04月17日

    Posted by ブクログ

    慶應と東大出て、日経の記者でAV女優もやってたっていう涼美さんの経歴が大好きです。やりたいこと、全部やって生きている感じ。

    けっこう下ネタや夜の世界のことが書かれているけれど、
    氏の筆力で論壇チックでしたよ。

    お母さまとのコンプレックスの章が、やっぱりわたしには
    かさぶた剥がすような痛みがあって

    0
    2022年10月26日

    Posted by ブクログ

    与えられることで奪われるものもあるし、満たされることで、失うものだってある。そう思わせるエッセイだった。キャバクラ嬢やAV女優、ホストなど夜の世界の人間が多く登場するが、彼らにもまた親子関係が存在するのだなと思った。

    0
    2022年06月12日

    Posted by ブクログ

    うまくいかなくても
    利用されても
    嘘をついても
    愛が重くても
    それがその母子

    そんな
    考えさせられる話の間に
    愚かにも思える
    夜の世界の男女模様が
    深く浅く読める 面白かったです

    0
    2017年07月08日

    Posted by ブクログ

    母でもなく娘でもなく愛もなく子宮もない。そんな風に遠巻きして読むと…。
    --------
    念のため述べておくが、エロ本と間違えたのではなくて、献本を戴いたものだ。自分でお願いした献本だが、もちろんエロ本と間違えたのではない。

    著者を語るときには元AV女優で元日経記者、東大大学院、ということに触れな

    0
    2022年06月01日

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