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福島について考えることは、世界と日本の現在を考えることだ。
福島第一原発(1F=いちえふ)を考えることは、私たちの家族や友だちの未来を考えることだ。
私たちは考えることを放棄してはならない。
だから私たちはまず調べることにした。
本書は、世界で初めて「福島第一原発廃炉の現場」の内実を正面から記録した出版物です。世界史的事件である「福島第一原発事故」の中心に入り、一般住民・民間の立場からその廃炉の現場の実態を調査するということが、事故から5年たってはじめて可能になりました。長期に渡る廃炉の作業と、一時は人が住まなくなったその周辺地域がいかなる未来に向かっていくのか。私たちは、そこに対していかなる理解と想像力をもち向き合っていくことができるのか。私たちの文明や科学技術はもちろん、言葉や文化・芸術の力、民主主義のあり方、社会的包摂の仕組みづくりが試されるのはこれからです。本書はその土台になるべく編集されました。(「はじめに」より)
Posted by ブクログ 2016年08月15日
いくら公平に評価を定めても反対する人は反対する。しかし福島という町は確実に前に進んでいることも事実、その裏にはここに書かれているようにいろいろな分野の人が一生懸命に働いてくれている。
このような人たちにまず敬意を表する。それからでも反対することは遅くはない。そして本当に今自分が思っている状態が...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年07月26日
陰謀論者や、いわゆる放射脳をこの本で殴りたい。現状のまとめ資料として大変優れている。図版や「いちえふ」作者のマンガを読むだけでも価値はあるし、専門家、現場に近い人ほど書かれている文章が響くことだろう。
「いちえふ」に始まり「いちから聞きたい放射線のほんとう」「やっかいな放射線と向き合って暮らしてい...続きを読む
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