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Posted by ブクログ 2023年07月14日
語ることができない事柄の前では、沈黙しなければいけない。
古代の人々は神と運命を前にして歩みを止めたように。
明日太陽が上るというのは仮説でしかない…私たちはそれを知っているわけではない。
地頭がちがうとここまでわけがわからないのか…
私は勝手に私が閉鎖病棟にいた時に書いてた日記を思い出しまし...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月19日
ピエール・アド「ウィトゲンシュタインと言語の限界」後に再読。学生時代に1度、社会人のまだ若い頃に1度読んでいるが、今回改めて自分の読みの浅薄さを思い知らされた。丁寧に読むとかなりの時間を要する著作なのに、あまり読むのに苦労した記憶がないのだ。野谷茂樹氏の訳者あとがきに「『論考』という著作は妖しい光...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月12日
私なりにこの本のキーワードは「限界」にあると思う。語りうることと語りえないことの限界、世界の限界、そして私の限界としての独我論。序文にも、「本書は思考において限界を引く。いや、むしろ、思考に対してではなく、思考されたことの表現に対して限界を引く」(p9)とある。
本書のミソはこの「限界」が、まさ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年03月07日
やや読み飛ばしながら。概要は以前より未熟ながらある程度は知っているものを、きちんと読もうと思って手に取ってみたら案の定難しかった。20世紀西洋哲学における言語論的転回の主軸であり、相対性理論にも似た巨大なインパクトを持つ。古代ギリシアのテセウスの船など、子供が如何にも世界に対して眩暈し夜も眠れなくな...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年09月05日
「論理哲学論考をよむ」を読んだ後に思い切ってページをめくってみた。
当時これはきっと既存の知の積み重ねだけでは理解ができなかったんだろうなと思う。
頭を空っぽにして一度、その思考にどっぷりと浸かって初めて片鱗を感じることができそうだ。
なんども「論考をよむ」と往復しなければとても自分には読むことがで...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月31日
言語の限界を明らかにすることで思考の限界を指し示し、命題に対する操作によって語られうることは全て明晰に語られうるのだと証明した上で「語りえないことには沈黙しなければならない」と断言する、20代のウィトゲンシュタインが残した生前唯一の哲学書。大半が難解な論理による分析方法に関する考察で占められているの...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月27日
1921年に出版された哲学書なんだけど、IT技術者が読むと、まるでプログラミングついて語られているかのように錯覚してしまう不思議な本。
たとえば「世界が私の世界であることは、この言語(私が理解する唯一の言語)の限界が、私の世界の限界を意味することに示されている。」とか。
論理的考察の果てにたどり...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月08日
誰でも一度は、しみじみと何かを考えることはあるだろうし、それの多くをこれから見出すことができると思える。
人と話をしていても、また何かで悩んでいる時、わりと「何かの定義」で割れていることもある。知らないことについては、何も言わない方がいいのではないか、と思うことも多い。
哲学は学説ではなく、行動であ...続きを読む
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