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美しい顔を眼鏡で隠し、田舎町で息をひそめるように生きる優等生の遥名。早くに母を亡くし周囲に貶されてばかりの落ちこぼれの温之。遠く離れた場所で所在なく日々を過ごしてきた二人の“ハル”が、あの3月11日、東京で出会った――。何度もすれ違った二人を結びつけた「しるし」とは? 出会うべき人と出会う奇跡を描いた、心ふるえる愛の物語。
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Posted by ブクログ
ハルというおんなじ呼び名を持つ2人の物語。 2人の不器用さや真面目さに共感したり、切ない気持ちになったりした。どこか儚くて、狂気的な2人の行先を少しハラハラしながら読んだ。しかし最後には温かい気持ちが残った。 学生生活では埃の様な扱いをされてきた温之が、社会人となってからは仕事熱心な点を認めら...続きを読むれ、自分の居場所を見つけたところが心に残った。 学生生活を送っていて、どこか自分の居場所がないと感じる人にぜひ読んでほしい。 ★自分の考え 社会人になり就職すると、仕事をひとつの軸として人が関わり合う。それに比べて小、中学校は、地域の人の集まりなだけであって、共通の軸を持たない。なので、社会人になってからの方が楽しい!と思える人も多いのではないかと私はおもった。 絶対に東京に行きたい理由をちゃんと持っていれば、行ってからやりたいことがわからなくなることもないんじゃないだろうか。という一文を読んで、自分の人生に足りなかった考え方だと思った。 何か物事をスタートさせたり、環境が変わったりするときに、なぜこれをやるのか、ということを意識したい。
おそらくLDであるハルと優等生だが目立たず生きようとする遥名...。 6年後に移行するスタイル(最後は3年後)は、序破急のリズムを意識したものだろうか。想像で空間・隙間を埋められるのもいい。 健太みたいな友だちと出会っていたら人生変わったかなぁ。 ラストは感涙必至! 「これからも風は吹くだろう。勝...続きを読む負は過去だけで決まるものじゃない。」
優しい気持ちになれる話でした。「しるしが見えた」というだけで惹かれ合うハルとはる。 自分にもたぶん「しるし」が見えた人はいたのだけどあの頃はいろいろと自信がなさすぎた。ハルの様に自分に正直に行けていけたら。
すごい本を読んでしまった。 宮下奈都の脈々と変わらない深ーい愛?慈悲? 物語は柏木温之「はるゆき」と 遥名の二人の話が交互に出てくる。二人ともハルと呼ばれてる ハルは「温之」は教室でひとりでいるのに慣れてる 一人でなんの不都合もない。 何かに熱中すると何も聞こえない他のシャッターを閉じる 蟻を...続きを読むいつまでもみている。 そこに先生はカリカリくる。 お宅の息子は迷惑だという。 本文より 母親容子は 人に迷惑をかけるなというようなことを息子に一度も言ったことがない 誰に対しても不本意な状態にある人のことは大目にみても良いのではないか〜 この辺は素晴らしい つい大抵の人は事なかれに走り なんでも合わせようとする 教育に関して特に、 世間も少し間違っている この容子さんの考えのもと ハルは育つ ハルは勉強ができない ハルは地図が好き 何時間でも読んでいられる よく世間では「みんな違ってそれがいい」なぞいうけど 実際は排他的、排除する、邪魔にする スポイルして人をダメにする。 この本の中に至るところに こう日本の教育がこうあれば それぞれの素晴らしいところが伸ばせてもっと生きやすいと思う、ところがなかなかそうはいかない。 いろいろ心うたれた場面を伝えたいけど ネタバレだよね。 同じように遥名も どこで足をすくわれるかわからないから 目立たないこと出来るだけ引っかかりを出さないこと いざというときのために蓄えてる。 そんな二人が〜 構成、優しい文体 うまいなぁ、わざとらしくない。 宮下奈都、もっともっと知りたい! しるしってなんでしょうね。
型を意識せず不器用に突き進む男の子と、型にはまらないと不安な女の子。 正反対の2人が築く"しるし"が繋がっていくお話。 それにしてもこの作者は何者なんだろう。ストーリーが頭に浮かびつつ、こんなにサラサラと胸に届く言葉がちりばめられるのか。びっくりしながら、あっという間に読んでしま...続きを読むった。
作者買いです!
作者さんの本が好きで、レビューを見て購入を決めました。別々に生きる二人が出逢うまでが丹念に描かれています。終盤急速に関係が進んでいくので、個人的にはそこをもっとじっくり読んでみたかったなという気がしました。ただ序盤やラストの締め括りなど、宮下先生ならではの感性のみずみずしさを感じられ、とても良かった...続きを読むです。
#共感する
これは急転直下の展開で、いやしかし無茶苦茶やないかと思いきや意外と悪くないのでして。こういう直球に来られるとなぁ。まいったなぁ。 一目惚れしたという男が突然にやってきて、婚期を逃したところに白馬の王子というある種の女子願望を叶えるストーリーではあるわけですよ。こうやって書くとね、なんかひどい出来に聞...続きを読むこえるけどね。男女どちらもお互いに人生に苦労しているからこそおめでたいということでね。それでも甘いんではないかという意見もあるかもだけど。そういうのも良いじゃない。たまにはね。
優等生で、顔立ちも綺麗なのに、わざと舌足らずにしゃべったり目立たないようして周りから距離をとって生きている遥名。関心がある事だけに集中して周りが見えないマイペースすぎる性格ゆえ学校生活にも馴染めない、勉強もできない劣等生の温之。そんな二人が3・11の大地震の日に出会うまでの軌跡を描いた物語。二人の&...続きを読むquot;ハル"にとってのしるしとは何だったのか?生きずらくても、心が壊れそうでも、誰かの言葉や暖かい眼差しに支えられ、きっと生きていける。こんなふうに、迷える人達が、いつか安らぎの場所を見つけられたなら…。そんな祈りのようなものを感じる温かいストーリーでした。
すごくよかった。 宮下さんの作品は読みやすくて、心にすっと入ってくる。 ふたりのハルが、悩みながら成長し、出会う。 ふたりの悩みはすごく変わったものとかではなくて、隣の人が抱えていてもおかしくはない悩み。 私は遥名にすごく共感できた。 こういう作品はすごく好きだけど、こういう作品を読むことで、「し...続きを読むるし」を持つ人が現れることを期待してしまう。それはそれで良くないのかもしれない笑 運命の人に出会うとビビっと来るものがあるって言うけど、本当なのかな…
優等生だけど、目立たぬように息をひそめて生きる遥名と、自分の興味のあること以外に目を向けられず落ちこぼれている温之。 別々の場所で生きる二人のハルを描きながら、いつかどんな形で出会うのだろうと読ませるのが上手い。 特に温之の学校生活は、リアルで引き込まれる。 多様性を声高に叫ばれる現代だが、学校と...続きを読むいう場は、それが許されない。 温之が、大人になってからはうまくいきすぎ感も覚えたが、不器用なハルたちが幸せになる最後は、温かな気持ちになれた。
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