天涯の船(上)

天涯の船(上)

737円 (税込)

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日本が近代化への道を急いでいた明治17年。下働きの少女ミサオは、米国への留学船で、姫君の身代わりに仕立てられていた。船酔いと折檻まがいのしつけの日々。が、ある夜ミサオは、運命の人・光次郎に出会う。上陸後、美しく成長したミサオは、青年光次郎と再会するが、皮肉にもオーストリアの子爵家の血を引くマックスに求婚され、二度と日本に戻らぬ決意で欧州へ嫁いで行く。

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天涯の船 のシリーズ作品

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  • 天涯の船(上)
    737円 (税込)
    日本が近代化への道を急いでいた明治17年。下働きの少女ミサオは、米国への留学船で、姫君の身代わりに仕立てられていた。船酔いと折檻まがいのしつけの日々。が、ある夜ミサオは、運命の人・光次郎に出会う。上陸後、美しく成長したミサオは、青年光次郎と再会するが、皮肉にもオーストリアの子爵家の血を引くマックスに求婚され、二度と日本に戻らぬ決意で欧州へ嫁いで行く。
  • 天涯の船(下)
    781円 (税込)
    実業家として成功した光次郎は、造船業でも名をあげ、片やミサオは、戦時下のヨーロッパで子爵夫人の地位を守る。時を経て二人は再び出会い、光次郎はミサオの導きで精力的に絵画収集に乗り出す。夢を追いかける男、苦難を乗り越えた女。いまなお胸に秘め続ける、互いへの想いが遂げられる日は来るのか。二つの大戦のはざま、時代の波に翻弄されながらも、希望を失わなかった愛の絆。

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天涯の船(上) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アンティーク・ジュエリーのペンダント・トップを手にし、その持ち主を探すことから、物語は展開していく。
    明治時代、士族・豪商の子女たちが欧米留学をし始めた頃、下働きの少女が、旧大名家の姫君とすり替わって留学することになる。すり替わった、その姫君の名はミサオ。アメリカ留学、そしてオーストリアの子爵家に嫁

    0
    2015年03月17日

    Posted by ブクログ

    ご都合主義の臭いがしようとも、この壮大でロマンチックな物語は萌えます。何もわからぬ少女から一つの物事をなしとげ一角の人物となる女性の波瀾万丈の一代記。エンターテイメントとしてお勧めの長編小説。

    0
    2014年05月21日

    Posted by ブクログ

     お勝さん……! 少女マンガでいうところの悪の親玉のようにヒロインを苛め抜くお勝さん。彼女があまりにも強烈で鮮やかな存在だからこそ、この話は面白いと思うのですよ。
     やはり、面白い話は敵すら素晴らしい。
     そしてお勝さんとヒロインの関係性が見事すぎる。

     これは面白い! 萌える!

    0
    2013年03月23日

    Posted by ブクログ

    日本が近代化への道を急いでいた明治17年。下働きの西波あやねは、神戸からの米国ヘの留学船で、姫君三佐緒の身代わりに仕立てられていた。船酔いと折檻まがいのしつけ日々。逃げ出して神戸に帰ろうとした三佐緒が出会ったのは、運命の人・桜賀光次郎。

    米国上陸後、美しく成長したミサオは、青年光次郎と再会するが、

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    東京国立博物館を訪れると松方コレクションに出合える。彼の家族は,なぜ、これほどまでに高価な散在をしてまでも美術品を集めまくったかは理解できていない。

    この小説は光次郎こと松方正義とみさおことクーデンホーフ伯爵夫人の秘められたロマンを前面に打ち出したロマンス大河小説として完成されている。

    大河ドラ

    0
    2020年09月11日

    Posted by ブクログ

    女性は、内に秘められた思いや決意をかかえて、長年生きていけるものなんだと強く感じられる作品。
    あとがき児玉清さんなのも感慨深い。

    0
    2016年10月20日

    Posted by ブクログ

    明治時代、姫君の身代わりとなってアメリカに留学した下働きの少女ミサオの波乱万丈の生涯。
    年端のいかない少女たちがこうして海を渡り、国のために何かを身につけ役立ちたい、と慣れない異国で肩を寄せ合い励まし合っている姿はけなげだ。操り人形のように身代わりとして仕立てられながらも、ミサオは数々の試練に耐え、

    0
    2012年11月05日

    Posted by ブクログ

    成り代わりから留学までのあたりにはかなり泣いてしまいました。お勝がすさまじい。
    留学後からの青春時代、そして結婚後へはミサオの心情を中心にどんどんと進み、その日々を楽しみました。ドラマチックすぎるほどですね。
    ただ、関西弁にあまり慣れていないので、そこにどうしても違和感を覚えました。

    0
    2010年12月29日

    Posted by ブクログ

    明治、大正を異国で生き抜いた女性の大河小説。
    川崎製鉄の創立時の川崎造船所や双日の源流の鈴木商店などが活躍する世界で桜賀(松方)と身代わりとして数奇な人生を送るミサオのラブストーリー。
    上巻はアメリカへ渡る船上、そして波瀾万丈なアメリカ生活と非常に面白かったのだが、下巻ではミサオの揺れ動く心の内の

    0
    2017年12月20日

    Posted by ブクログ

    明治の実在した人物なども登場して、壮大なスケールではあります。
    ヒロインの運命も波乱万丈で、ストーリーの先も気になります。
    ただ、ミサオの12歳から40代前半までがこの頁数で描かれているからなのか、一人称の語り口が淡々としているからなのか、描写があっさりめなのが残念。
    あの場面とか、この場面とか微に

    0
    2016年02月10日

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