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論理思考・経済の基礎とデータ解釈でビジネスや日本経済を考える、体系的かつ実践的な問題解決のための技術。ロジカルシンキングだけでは、ビジネス・経済は理解できない。経済理論やデータだけでは不安が残る。体系的に理解する、実践テキスト。
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Posted by ブクログ
経済学思考を身につけ、論理的に考え議論する力を手にするためには本書がよいガイドとなるだろう。 前半は主にロジカルパート。 論理的思考の要点から、印象バイアスなど論理的ではないが納得してしまいそうになる罠の話。 後半は経済を軸にした話で、前半で紹介されたロジカルシンキングを駆使して経済を読みといていく...続きを読む。 正直、門外漢の私には後半の内容は難しかったが それでも通読するべき内容であった。
経済というよりも論理的思考の本と言った方が良いかもしれない。 経済の根本を、地頭で考えるようになる。 ★5。良い本です。根っこの知識を地頭を高める本。
経済学的に考える上で必要な基礎的な論理思考やデータの扱い方、それから経済を理解するための経済学の基礎、そいでそれらを基にして考える今の日本経済と、そんな流れ。 とりあえず一章でまず勉強になった。注意していないと雑誌やウェブ上にある意見とかを鵜呑みにしちゃいがちなんだけど、これ読んでからは気をつけるわ...続きを読む。 日本国家破産しないについてはまださっと読んだだけで理解が浅いのでもういっぺん読み返してみる。
経済の勉強を始めた4年ほど前に購入した本です。タイトル通り、「思考の技術」を解説しています。経済本にありがちな、「最近の経済はこうですよ、だからこうなるんじゃないですか」みたいな記述はなく、わかりやすく自力で経済を分析する技術を段階を踏んで解説しています。経済に対する自分なりの視点を持てるようになる...続きを読むと思います。
エッセンスとしてはおなじ著者の『ダメな議論―論理思考で見抜く』と通じるものがあるが、あっちは「論理」に、こっちはより「経済」のほうに軸足配置。 1章は「ロジカルシンキング」に「データ」をあわせて考えよ、という「経済学思考」の骨子。 2章は経済学思考の「考え方」というか、よーするに経済学は、限り...続きを読むある「なにかよいもの」を取り扱うのだということ、そこから「人はインセンティブに従って行動する」とか「ノーフリーランチ」とかの原則が導かれることについて書いてある章。わずかな前提から、いろんなルールが出てくるところが刺激的。 3章ではいよいよ経済理論に踏み込むが、数式ではなく図解になっているので、なーんとなく直感でもわかる、と思う。 4章では「平成大不況」脱出のレシピを題材に今までの総仕上げをしているが、その論理たるや今まで土台のブロックをがっちり組んできただけあって、ものすごい堅牢さ。主張の内容はいままで読んできたリフレ派のそれなのだが、きちんと舞台裏までまわりこんで説明してもらえると、たのしいなぁ。 まぁこれを読んだからと言ってすぐに「経済学思考」が使いこなせるようになるとは思わないが。抽象から具象へのひとつのテストケースとして見事。パーツの選び方、くみ上げ方、手際の良さ、いろんなところが気持ちいい。
経済学をやった人には不要なレベルの本。物足りない。ただ基本を確認するには悪くない。データに対する正しい見方のいろはが書いてある。 メモメモ;日本経済の問題 債務の大きさ⇨× 債務の利子率を下回る成長率の場合(税率が一定だとすれば)財政引き締めという選択ししかなくなる。
経済学を能動的に勉強しようと思って初めて手にした本。めっちゃ噛み砕いて書かれていて、基礎固めには打ってつけ☆
経済学的思考の技術 「知る経済学から、使える経済学へ」の導きへを唱える意欲的な経済書籍である。 経済的な取引・契約が行われる状況を纏めて「市場」という。 取引の「買い手」「売り手」が特に情報の格差がない、といった状況を「完全競争市場」という。 モラルハザードはあくまで「契約後の行動監視等が出来な...続きを読むいことの問題」と定義されており、倫理・道徳とび直接的関係は無い。 複数の均衡が存在する場合、「期待」の働きが経済状態の決定に主要なキーとなる。 フローは、一定期間での状態の変化量 ストックは、一時点での存在量 財政赤字 政府資産には、有価証券などの処分可能性の高いものが含まれている。 国の重要資産である「税金を徴収する権利」が、存在する。 今現在からさらに新たな借り入れをしない場合、政府債務は利子率分毎年増加していく。それに対して税率を一定に保った場合の税収は、経済の成長率から決まってくる。すると、利子率が成長率を上回る限り、増税や歳出削減などの措置なくしては、政府債務/GDP比率は拡大し、財政は維持できなくなる。 「名目成長率が名目利子率より低い」状態では、いつか財政政策を引き締めざるを得なくなる。 実質○○率=名目○○率―価格指数の変化率(インフレ率) 経常収支の黒字=資本収支の赤字 経常収支は財・ザービスが、資本収支は債権が出て行ったほうが多いと黒字、入ってきた方が多いと赤字。 生産=消費+投資+政府支出。 生産+輸入=消費+投資+政府支出+輸出。 生産=消費+投資+政府支出+輸出−輸入。 生産=支出=分配の三面等価。 経常収支=生産-(消費+投資+政府支出)。 経常収支=(貯蓄−投資)+(税金−政府支出)=(貯蓄−投資)+(財政収支)=生産-(消費+投資+政府支出)=(貯蓄−投資)+(財政収支)。よって、財政収支が赤字ならば経常収支も赤字傾向になる。80年代米国、21世紀現在の米国経済の状態、しかし日本は、貯蓄が非常に大きく、投資をしのいでいるので、財政収支が、赤字でも、経常収支は黒字となる。 構造改革の景気回復路線の勘違い、もしくは、誤謬 最終章に為替円安リフレ策、国債引受リフレ策。通貨発行益を使ったりリフレ策の各々の検討がなされる。
著者は「この本の最終目標」として、「「経済学思考」を身につけそれに基づく経済原則を知り自分の手で現実の経済・ビジネスを考える実践力を身につける」と述べています。 第一章では、ロジカル・シンキングについての解説がなされています。つづく諸章では、問題解決のための方法として経済学的な考え方をどのように使...続きを読むいこなせばよいのかということに焦点をあてつつ、経済学の基礎的な考え方が解説されます。とくに第四章では、平成の大不況の原因を突き止め、その処方箋について著者自身の考えが示されています。 2003年に刊行された本で、デフレからの脱却という読者に身近なテーマに対して、基本的な経済学の考え方がどのように有効利用できるのかということがわかりやすく説明されています。経済学にかんしてどこかつかみどころがないように感じている読者には、アクチュアルな問題の解決につながる本書の議論は啓発的な意義があるのではないかと思います。
経済学思考で実際の経済・ビジネスについて考える能力を養うというコンセプト。経済に精通していないため、1章のロジカルシンキングの章が一番腹落ちした。もう少し理解した状態で3, 4章を読めばよかったかもしれない。正直最後のほうはあまり理解できなかった。
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