古事記

古事記

1,980円 (税込)

9pt

日本最古の文学作品を作家・池澤夏樹が新訳。原文の力のある文体を生かしたストレートで斬新な訳が特徴。画期的な池澤古事記の誕生!

【新訳にあたって】
なにしろ日本で最初の文学作品だから、書いた人も勝手がわからない。ごちゃごちゃまぜこぜの中に、ものすごくチャーミングな神々やら英雄やら美女が次から次へと登場する。
もとの混乱した感じをどこまで残すか、その上でどうやって読みやすい今の日本語に移すか、翻訳は楽しい苦労だった。(池澤)

解題=三浦佑之
解説=池澤夏樹
月報=内田樹、京極夏彦

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古事記 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月06日

    今となっては複数ある現代語訳古事記の一つであり,膨大な固有名詞を上手く整理しているところが本書の特徴である。

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    Posted by ブクログ 2021年04月21日

    いやいや、恥ずかしながら読んだことがなかった。日本文学科出身であるにもかかわらず…アメリカ人の友人がマンガで読んでいると聞き、こりゃあ日本人としては読まねばと思ったわけで。
    こんなに神がわんさか出てきて、奇想天外、おかしな話のオンパレードだとは知らなかった。因幡の白兎がここにおさめられている話だって...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年01月05日

    まずは古事記の成り立ちについて。
    元明天皇(天智天皇の皇女)が、大朝臣安麻呂(おおのあそみやすまろ)という官僚に対して、天武天皇が稗田阿礼(ひえだのあれ)にという記憶の天才に口付から教えた正しい歴史を文字にして残せと命じたもの。それを受けて安麻呂は、古い音声を漢字に移すのに苦労しながら、古事記三巻と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年06月30日

    古事記が敗者に寄り添う物語だというのが凄い。よくぞ現代まで残ってくれたという感じだ。
    まずは冒頭の訳者の「この翻訳の方針」を読んで欲しい。そして「太安万侶の序」。この流れにはすっかり感動してしまった。なんとなく日本神話でしょ、と思っていた感覚とは全く違って、人が紡いできた物語だということがよく分かる...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年04月20日

    現代語訳も注も読みやすく、全編通して飽きることなく読める。予想に反して、全般の神話部分のほうが自由奔放な発想で面白い。後半はどちらかというと皇位継承争いなどによっておこる悲劇を描いた話が多い。必ずしも天皇の正統性を誇示するような内容ではない。
    全般的にはかなりエロい話が多い。禁忌や社会常識が現在と異...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月15日

    日本人に生まれたのだからと思って手に取った、我々日本人のルーツ。
    初めての古事記。

    脚注をこまこま読んでたせいか最初はなかなか内容が頭に入ってこず苦戦し、間があいてそれまで読んだ内容を忘れてしまったのをきっかけにざーっと読み返したら、流れが生まれて面白くなった。
    やっぱり、神話の世界を描いた上巻が...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月15日

    この本、どこかで読んだことがある。そんな気がした。内容ではない。見かけのほうだ。読みやすい大き目の活字で組まれた本文の下に、小さなポイントの太字ゴチック体の見出しに続いて明朝体で脚注が付されている。丸谷才一他訳による集英社版『ユリシーズ』のレイアウトそっくりではないか。まさか敬愛する丸谷の訳本に、自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年01月31日

    面白い。。
    古事記に関しては以前にこの本の解題として最後に
    書かれている三浦佑之氏の書籍いらいですが。現代語訳
    とはいえ、古事記をそのまま読めたことが、面白いと
    思いました。
    日本の神様はとっても人間臭いというか?ぶっとんでいて、天皇は女性ばかり追い求めていて。。
    簡単に敵をほろぼしてしまうし。。で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年11月25日

    もっと時間をかけてじっくり味わいたかったのだけれど読みやすいのだもの。順序は逆だけど勾玉の世界へ。仕方ないので次巻が出るまでしばし何度か味わいたいと思います。

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    Posted by ブクログ 2020年09月03日

    ページの下部に脚注が詳細に付いており、訳者に「ほらここ、これはこういう解釈で」「ここはちょっと意味わかんないよね」みたいな解説をしてもらいながら読んでる気分になる。名前の羅列も、ただの羅列に終わらず、読み進められました。古事記の無秩序さが魅力的にも見えてくる。

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