ことづて屋

ことづて屋

682円 (税込)

3pt

「お言伝てを預かっています」 山門津多恵の頭には、時折、死者の言葉がひびいてくる。 宛てた人物にその言葉を伝えるまで、津多恵は楽になれない。 見ず知らずの人物を訪ねるために外見を装うのを、美容師の恵介が手助けしている。 幼くして死んだ娘から母親へ、放蕩息子から父親へ、少年院の中から親友へ……。 伝えられた言葉は残された人に何をもたらすのか。 痛みをかかえた心をほぐす、あたたかくやさしい物語。

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ことづて屋 のシリーズ作品

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1~3件目 / 3件
  • ことづて屋
    682円 (税込)
    「お言伝てを預かっています」 山門津多恵の頭には、時折、死者の言葉がひびいてくる。 宛てた人物にその言葉を伝えるまで、津多恵は楽になれない。 見ず知らずの人物を訪ねるために外見を装うのを、美容師の恵介が手助けしている。 幼くして死んだ娘から母親へ、放蕩息子から父親へ、少年院の中から親友へ……。 伝えられた言葉は残された人に何をもたらすのか。 痛みをかかえた心をほぐす、あたたかくやさしい物語。
  • ことづて屋 停電の夜に
    682円 (税込)
    頭に聞こえてくる死者からの伝言を相手に届けるうちに、「ことづて屋」を名乗るようになった津多恵。 届ける人や言葉はいろいろ。 「ママを守って」と幼い息子に言い遺した父親から、改めて息子へ。 夫から老いた妻へ大事な物の隠し場所を。 熊谷空襲で死んだ親友が70年ごしで明かす秘めた恋心。 そして、来ると約束したのに現れなかった恋人からの言葉。 それは震災後の計画停電の夜で──。 人の気持ちによりそう優しい物語。
  • ことづて屋 寄りそう人
    726円 (税込)
    山門津多恵が、「ことづて屋」として、頭に聞こえてくる死者からの伝言を指定された相手に届けるようになってから2年以上過ぎた。いつも助けてくれる恵介は、津多恵の最大の理解者となっており、感謝しつつも、つき合わせて申し訳ないような気持ちも。ある時、届ける相手の居場所がわからず、なんとか探してたどりついてみると、それは思いもかけない人物で……。 二人が新しい一歩を踏み出す、感動のシリーズ第3巻!

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ことづて屋 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「ことづて屋」とはなんぞや?と思いますよね。
    主人公:山門津多恵(やまとつたえ)は母親が不慮の事故で亡くなってから五年後。
    母の声を聞いた。
    母は伝言を頼み、それを津多恵は父に伝えた。
    それから、死者の声が響くようになった。
    「伝言」を届けるために縁者のもとに向かい、言われた言葉を伝える。
    それが「

    0
    2015年03月24日

    Posted by ブクログ

    優しい話に心温まる感いっぱい。
    さいごまで誠実で一生懸命な主人公とそれをフォローする同僚(?)の存在との距離感が清潔でいいな、と思いました。
    死人の言い残した言葉を思い残した人に伝えるという「ことづてや」。その発想がなんといってもユニークで惹かれるものがあります。
    亡くなった人が「こちらの世界」の人

    0
    2016年09月26日

    Posted by ブクログ

    突然見知らぬ女性が訪ねて来て故人からの伝言があるという。
    しかもそれが、亡くなった後に受け取った伝言だと言われたら。
    これはもう、100%あやしい人か危ない人に認定される事間違いなしだ。
    主人公の津多恵は、今は亡き母から父への伝言が聞こえた事をきっかけに死者の伝言を届けるという困難な仕事に携わるを得

    0
    2016年02月23日

    Posted by ブクログ

    不思議な印象の短編集。
    死者の伝言を伝えるという津多恵の言葉に癒される伝言を伝えられた人々。最初はトゲトゲしていても、読後感はほっこりと心が温かくなる感じがします。
    レビューを書いていて初めて気がつきましたが、主人公の名前がツタエ=伝えですね。

    0
    2015年09月26日

    Posted by ブクログ

    6編の連作短編集。
    亡くなった人の言葉を伝える「ことづて屋」。夫へ、母親へ、恋人へ、友人へ、伝えたい言葉・想いはそれぞれ。状況や関係もそれぞれ違うものの、どのエピソードもじんわり温かくなる。
    ぱっとしない主人公・津多恵が色々な言葉や人との出会いを通じてだんだん内面から輝いていくのが感じられ、読後感も

    0
    2015年08月08日

    Posted by ブクログ

    死者からの言伝を聞く津多恵。スピリチュアルとかオカルトでは対話をよく聞くけど、一方的な伝言は初めて読むかも。毎回変装なのかコスプレなのか変わるのが実写だと目に見えておもしろいだろうなと思った。恵介の彼女はなぜなくなったのか。

    0
    2017年09月14日

    Posted by ブクログ

    連作短編6編
    冴えない子が変身(化粧)して、死者からの伝言を届ける。どうってことない話ながら、どの話も残された人の幸せを願うもので、心が素直に満たされる。美容師の恵介も口は悪いが優しいし、何よりオーナーの怜さんが素敵です。

    0
    2016年05月12日

    Posted by ブクログ

    軽いタッチで息抜きには丁度良い。心温まる面白い作品でした。
    あらすじ(背表紙より)
    「お言伝てを預かっています」山門津多恵の頭には時折、死者からの伝言がひびいてくる。宛てた人物にその言葉を伝えるまで、津多恵は楽になれない。見ず知らずの人物を訪ねるために外見を装うのを、美容師の恵介が手助けしている。幼

    0
    2016年05月05日

    Posted by ブクログ

    ヒロインのキャラがちょっと弱いなぁ。それともシリーズ化して固まってくるのだろうか。怜さんのキャラがもったいない気がしたのはわたしだけだろうか。

    0
    2016年05月02日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あり得ない話ながら、とってもとっても先が気になった。
    いい関係ばかりじゃない。だけど誰もが前を向いていきそうでよかった。
    あとがきの、本を書いたきっかけが、震災。ぐっとくる。

    二人の微妙な関係はいつまでも微妙でいてほしい。

    0
    2015年04月17日

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