八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。

649円 (税込)

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本当に好きだった。こんなにも人を好きになることは、この先一生ないだろうとさえ思った。言葉や仕草の一つ一つ、ちょっとした表情の変化、笑い声、髪から香る石鹸のにおい……思い出すと息が苦しくなる。まるで肺の中に、炭酸でも入っているみたいに。――透子。高校二年の夏。心臓の病が原因でなくなった彼女のことを、未だ引きずっていた成吾。あれから四年。交換日記の空白に綴られていく新しい返事。それは見間違えようもなく、透子の文字だった。

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八月の終わりは、きっと世界の終わりに似ている。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    天沢夏月先生の作品の中で一番泣いた話。
    展開は予想がつきやすい、と思う方も居るかもしれないけど
    先を考えながらでも少し期待を裏切ってくれる場面もあってとても良かったです。ピュアな恋物語と言えば、私の中ではこれが1位。

    0
    2021年02月18日

    Posted by ブクログ

    文章の描写がものすごく綺麗だった。そして最後の手紙が思いが届いて欲しくても届かないもどかしさがあって涙が止まりませんでした。

    0
    2023年01月08日

    Posted by ブクログ

    病気の人とどう接するかはほんとうに難しいことだなと改めておもった。普通の人と同じように接することがほんとうにその人にとって最善なのか、はたまた気をつかって接するのがその人にとってほんとうに幸せなのか。自分が当事者になってみないとわからないかもしれないけど相手のことを考えて接すればきっと思いは伝わるの

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    2022年05月01日

    Posted by ブクログ

    いわゆる難病ヒロイン話。
    普通こういうお話は、出逢って恋に落ちてそして永遠の別れで幕を閉じるものだけど、本作では最初からすでにヒロインはなくなっている。
    でも、丁寧に過去の二人の道程は描かれるので、そこはいわば定番通りだ。
    ただ違うのは、過去のヒロインと繋がった交換日記を手にしたこと。
    このファンタ

    0
    2018年01月30日

    Posted by ブクログ

    相変わらず綺麗に整った美しい物語を描いている。   
    今回は特にラストの破壊力がえげつない。久々に目頭が熱くなった。   

    0
    2017年02月21日

    Posted by ブクログ

    感動するし、泣ける。
    でも展開が幼稚。
    どうなるか分かった上で進んでいく感じは苦手。
    中高生が読むのに丁度良い。

    0
    2020年02月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    成吾と透子の純愛っぷりが良かったですね。透子が亡くなってから四年経った今も彼女のことを想い続けている成吾の痛ましさと愛の強さに、とても胸にくるものがありました。交換ノートを通じて心が通じ合っていく二人の甘酸っぱさと切なさを存分に味わえた作品でした。透子を通じて心臓病を患うことの大変さも学べました。卓

    0
    2023年07月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    感動した
    すっごく泣ける

    恋人のどちらかが亡くなってしまうのって
    だいたいの本は現在進行形だけど
    この本は過去と現在が1つのもので繋がってる感じ
    (今回の場合は交換日記)

    彼女の亡くなる原因になった海に
    どうしても行かせたくなくて
    交換日記で忠告したにもかかわらず
    海に行ってしまった
    一見すると

    0
    2021年08月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     泣ける物語。恋人が死ぬ、タイムトラベルっていう物語は王道だけど、心に刺さる。心臓の障害を抱える恋人に対してどう接すればいいのか自分でもわからないかなぁ
     無口だけど、娘のことを誰よりも考えている透子の父にまた感動した。透子は未来の成吾がどう諭しても少女を助けて死ぬ未来を選んだんだろうなと考えると切

    0
    2019年12月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    透子は既に未来の成吾と繋がってたのか。そこは考えてなかったな。最後の手紙、素敵だった。
    わたしが海で溺れてる人を見つけたら助けるだろうか?無理だと思う。目の前で助けれずに人がなくなるのは悲しくて辛いだろうけど、わたしは好きな人が生きて欲しいと思っているのならば好きな人を悲しませてまで他人を助けること

    0
    2023年05月19日

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