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どんな権威やロジックも吹き飛ばして正解を導き出す「統計学」。「ビッグデータ」が重宝される風潮からも分かるとおり、その影響は、現代社会で強まる一方。そうした社会的な趨勢で、私たちの未来に立ちふさがる少子高齢化や貧困などの諸問題に統計学ブームの火付け役の西内氏が立ち向かう! この本は東京大学政策ビジョン研究センターの研究成果をまとめたもので、日本の未来における喫緊の課題に対して、その通説・俗説を統計学的にくつがえしていく切れ味は抜群。『統計学が最強の学問である』の第三弾が今秋刊行予定と、再び見込まれる統計学ブームのなか、話題になること間違いなし!
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年05月17日
「統計学が日本を救う」という表題だが、少子高齢化などについて、データをもとに論じる本という方が正確。
ただ、データに基づいているので、著者の論旨には説得力がある。
政治家はこの本を一度読むべきだと思う。
今すぐやらねばならないことがたくさんあり、そして、この本を読むと、その道筋ははっきりしていること...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年10月15日
・少子高齢化の本質は高齢化ではなく少子化である。
・社会福祉は必ずしも弱者救済の為ではなく治安維持が目的。その恩恵は社会全体が享受できる。歴史に学ばない人は、政策の結果についての想像力が乏しい。
・最も効率的な政策は、原因を直接叩くこと。幼児教育は最も費用対効果の高いお買い得な政策。
・終末期医療に...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月15日
データにもとづいて議論しようよと言っている本。高齢化、国の借金、経済成長などの社会問題に対して定性的な印象だけで議論して破滅の道をたどるのではなく、定量的な統計データにもとづいて議論し解決を探ろうとしている。
人は社会という巨大な複雑さを自らの限られた知見からしか見ることができない。はたしてどれだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年08月30日
<少子高齢化>
子育て支援を含む家族政策費はGDP比1.25%で、イギリスの3分の1、ドイツやフランスの半分。高齢者向けの社会保障(年金、医療、介護)に対して25兆円が使われているのに対して、少子化対策には2兆円しか使われていない。
年金の運用は、今の現役世代が支払ったお金や税金を高齢者に支払うと...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月12日
「未来」を変えるられるのは「今」だけ
公債費分の4割の歳出削減=医療年金といった社会保障+公共事業をゼロにする
過去の例では社会保障を削減すると大量の人がなくなる ロシア、ギリシャ
日本が世界最高の高齢化率 出生率の低下、つまり少子化
育児にかかる経済的負担の軽減(子育て世代向けの大幅な減税...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月19日
著者は、現在は「統計家」を名乗るが、元来は医療経済分野の研究者であり、少子高齢化が急速に進む日本において、社会保障費のうち、医療費の使い方が「非効率」であることに警鐘を鳴らす。
表題は「統計学」を冠しているが特に統計学的に新しい分析があるわけではない。各省などの公表データを、よく読んで簡単な分析さえ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年04月02日
現役の統計学者である筆者が現在日本が抱えている社会問題を統計データをもとに論じようというもの
テーマは主に少子化、社会保障、高齢者の医療、経済成長
主にデータや論文などをもとに以下のようなことがかかれている。
財政緊縮などによる経済不安は精神疾患などを誘発し、それにより自殺が激増するなど人命が...続きを読む
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