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知らなかったではすまされない、がん治療の真実 日本の医療は迷走を続け、時代遅れで無駄遣いの部分が非常に多い、と著者は語ります。本作では、長年医療の現場に携わってきた経験を元に、現代のがん治療の嘆かわしい現状を訴えています。患者の無知に付け込んだ「がんビジネス」の存在や、新薬の問題点など、私たちが知っておくべきがん治療の真実について取り上げています。前作『医者の嘘』で日本の医療に警鐘を鳴らした著者が、再びがん治療の現状に切り込みます。
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Posted by ブクログ
医者の立場で現代医療を語る一冊。 前半は近藤誠の批判は良いとして、後半はANK療法の宣伝のように感じた。
良性の大腸ポリープが大腸がんになるまでには通常3~4年以上。また、すべてのポリープががん化するとも限らない。極めてレアケースとして急速にがん化する場合もあるというだけ。などと無治療が最善の延命策といった誤った説で人々をミスリードし、ベストな治療のタイミングを逸したケースは枚挙に暇なし。川島なおみさん...続きを読むもその一人だ。同じように良性ポリープや早期がんを放置した結果、進行がんになってしまった人が沢山いる。言うまでもなく早期発見・早期治療こそが、がんに克つ近道。がんは放置が一番などという無責任きわまりない「がんもどき論」に敢然たる反旗を翻す。勇気ある一檄に拍手。
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