日本的霊性 完全版

日本的霊性 完全版

844円 (税込)

4pt

3.5

精神の根底には霊性(宗教意識)がある――。念仏や禅の本質を生活と結びつけ、法然、親鸞、そして鎌倉時代の禅宗に、真に日本人らしい宗教的な本質を見出す。日本人がもつべき心の支柱を熱く記した代表作。戦後、大拙自身が長文の「序」を付した第2版を底本とする完全版! 解説・末木文美士


第二版に序す

緒 言
日本的霊性につきて
第一篇 鎌倉時代と日本的霊性
一 情性的生活
二 日本的霊性の自覚
第二篇 日本的霊性の顕現
一 日本的霊性の胎動と仏教
二 霊 性
三 日本的霊性の主体性
第三篇 法然上人と念仏称名
一 平家の没落
二 浄土系思想の様相
三 念仏と「文盲」
四 念仏唱名
第四篇 妙好人
一 赤尾の道宗
二 浅原才市
第五篇 金剛経の禅
一 まえがき
二 般若即非の論理
三 「応無所住而生其心」
四 三世心不可得(一)
五 三世心不可得(二)
六 禅概観

付録 新版に序す
注釈
解説 末木文美士

...続きを読む

日本的霊性 完全版 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    2013.7記。

    吉本隆明や梅原猛といった仏教と日本との関係を論じるひとたちがしばしば引用するいわば基本書である「日本的霊性」。いざ手にして見ると、議論は融通無礙(←仏教用語)にあちこち飛びまくるし、内容も「往生がすんで還相があるというのではなくて、往生がすなわち還相で」といった調子でわけが分から

    0
    2019年01月05日

    Posted by ブクログ

    前回読んだ「禅とは何か」よりもずっと深く、面白かった。禅だけでなく鎌倉以降の日本仏教を、浄土系を中心に解説している。最後の章では金剛経に依って禅の思考ポイントも詳述されている。
    紫式部や清少納言のみをもってきて平安時代の思考を批判するのはどうかと思うが、仏教の歴史を改めて概観する上でも役だった。

    0
    2010年08月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元来広い意味においての意志は、宇宙生成の根源力であるため、それが自分らすなわち個々の人間の上に現れるとき、心理学的意味の意志力と解せられる。この意志力が強ければ強いだけ仕事ができるというわけあいである。

    精神家というのは形式ばらぬ人のことである。杓子定規や物質万能主義などにとらえられずに、なにか1

    0
    2019年11月20日

日本的霊性 完全版 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

角川ソフィア文庫 の最新刊

無料で読める 学術・語学

学術・語学 ランキング

鈴木大拙 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す