永遠の蜜夜

鳴海澪 / さんば

罪に濡れてもおまえが欲しい。
幼い頃から慕っていた、兄のクリストファーロと結ばれたアントニエッタ。「これで本当に僕のものだ……」普段は理性的で優しい彼の獣じみた欲望を肌で感じ、彼女は女としての喜びを知る。一方で、兄を禁忌の関係に引きずり込んでしまったことに罪悪感も覚えていた。だが彼はこの関係に罪はないと言う。――アントニエッタは知らなかった。二人に血の繋がりがないことも、アントニエッタを手に入れるためならどんな罪も厭わない、彼の異常な愛執も……。

• カテゴリ: TL
• ジャンル: TL小説
• 出版社: イースト・プレス
• 掲載誌・レーベル: ソーニャ文庫
• 電子版発売日: 2017年01月06日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 10MB

[ai · ★★★★★]

面白かったです

孤児院で育ちながら貴族に買われ、貴族の嫡男に仕立て上げられていく愛を知らないヒーロー

その後から生まれた正真正銘の貴族の血の妹だが
冷酷な両親から愛されず兄だと思いながらも唯一愛してくれるヒーローに惹かれてゆくヒロイン

この作品ではヒロインも兄だと思いながらも罪よりも自分の愛に正直に兄であるヒーローを情熱的に求めてゆくのが新鮮でした

妹によりはじめて愛を知るヒーローは二人を阻む人物達を冷酷に消して行きます
ただ二人を邪魔する人物達が貴族の両親初め、本当に嫌な奴というか良くこんな悪人書けたなという感じなので、ヒーローに冷酷に扱われてもなんか歪んでるというよりスッキリしました笑

愛を知らず育った冷酷さで妹以外を次々に排除していく兄と、兄の罪と兄の本当の出自を知ってそれでも兄を求める妹に待つ未来は…

ソーニャなラストですが私的にはハッピーエンドだと思います

[匿名 · ★☆☆☆☆]

イマイチでした

ヒーローはヒロインの為にもっとざまぁを仕掛けるのかと思いきや、たいしたことをしませんでした。ヒロインの嫁ぎ先へ何をしたのかも結局わからずだし、ヒロインの母が隊長を誘惑しに行ってその後どうなったのかもわからず、ヒーローが父の代わりに愛人の所へ行ったまま長時間経ち、何故か夜になっても戻ってこなかったが愛人の所で何をしてたのかもわからず。最後も中途半端で終わった感じでした。モヤモヤが残って今一つでした。