「ココロ」の経済学 ──行動経済学から読み解く人間のふしぎ

「ココロ」の経済学 ──行動経済学から読み解く人間のふしぎ

770円 (税込)

3pt

3.8

人間は矛盾に満ちています。ときには理性的に、利己的にふるまう一方で、ときには感情的に、利他的にもふるまいます。なぜ賢いはずの人間が、愚にもつかない失敗をするのでしょうか? そのメカニズムを知るために必要なのは、自明視されてきた人間の合理性を疑い、気分や空気に流されがちなココロの声に耳を傾けることです。本書は、ココロの深奥に迫ろうとする経済学の新しい潮流を一望し、心理学、脳科学などの知見を援用しながら、謎に満ちた人間の不思議を解明します。

...続きを読む

「ココロ」の経済学 ──行動経済学から読み解く人間のふしぎ のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年01月04日

    著者の依田高典さんはその昔『ブロードバンド・エコノミクス』(2007年)を書かれていて、ブロードバンド市場の競争環境と政策についてアンケートをベースとした統計的な手法を使って分析していた。当時、FMC (Fixed Mobile Convergence)やIP電話の仕事をしていたので、何かヒントが得...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年10月21日

    行動経済学のあらましと経済学の歴史と、歴史の流れから、どのようにして、行動経済学が生まれ、現在の立ち位置までを解説。壮大な試みを新書で行うので、少し消化不良のところもあったが、概略が学べて良かった。

    0

    Posted by ブクログ 2018年06月10日

    各経済学者の基本的考え方とその行動経済学との関連は分かりやすかったけど、専門の用語や概念については少し難解なところもあった。その点では、従来の(行動)経済学の入門書の域を超えていない。

    0

    Posted by ブクログ 2016年12月16日

    <目次>
    第1章  経済学の中のココロ
    第2章  躍る行動経済学
    第3章  モラルサイエンスの系譜
    第4章  利他性の経済学
    第5章  不確実性と想定外の経済学
    第6章  進化と神経の経済学
    第7章  行動変容とナッジの経済学

    <内容>
    京大経済学部教授の経済学史。行動経済学がどのように生まれ、経...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2017年02月11日

    本書は経済学の歴史を分かり易くひも解いていて、最新の経済学の方向性も示している良書。単純な行動経済学の解説本ではなく、経済学全体をマクロに捉えるには非常に分かり易い本であった。
    ・本書は平易な言葉で中身のレベルは落とさずに、通常の行動経済学より広いテーマを扱っている。
    ・古典経済学では人間は自分の利...続きを読む

    0

「ココロ」の経済学 ──行動経済学から読み解く人間のふしぎ の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま新書 の最新刊

無料で読める ビジネス・経済

ビジネス・経済 ランキング

依田高典 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す