京都の中華

京都の中華

836円 (税込)

4pt

4.1

餃子、春巻、酢豚……品書きは至って普通、しかし京都の中華はちょっと違う。にんにく控えめ、油控えめ、強い香辛料は使わない。だしのとり方が独特で、どの店も勘定がやさしい。花街で愛されてきた割烹式中華から、学生街のボリューム満点中華まで、この街の歴史や風習に合わせて変化してきた「京都でしか成り立たない味」のルーツを探索する。

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京都の中華 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    昨年10月、東京から京都に移り住んだことがきっかけで手にとったが、ただのガイド本ではなく、京都の中華のルーツ、街、人、文化紹介こそが本著の醍醐味。特に菊乃井亭3代目の村田さんとの対談は非常に興味深かった。ただ味付けが控えめだから京都らしいとかそういうことではなく、京都の人と街が絡み合いながら作り上げ

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    2023年08月15日

    Posted by ブクログ

    今年の夏、京都五山の送り火を見に行った際、ホテル近くにあった中華料理店で食べた麺があまりにおいしかったのに驚嘆した。
    それが「鳳泉」という、京都では有名な中華料理店の流れをくむ店であるということは後からわかった。
    ここで語られているのは、もちろん京都の中華料理店で供される料理の数々なのであるが、ほん

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    2017年09月14日

    Posted by ブクログ

    琴線に触れるというか、的を射るような言葉「その街に合わさんと。京都は、加えるんやなくて抜かんといかん」
    p.16にして、京都中華の核心が出された。

    本の中の料理と作る人に「出会う」感覚になり、心が眩しくなるような、気持ちいいぬくさに満たされる。

    私の中の知識欲がパチパチ音を立てて感電するようだ。

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    2023年07月23日

    Posted by ブクログ

    平野紗希子さんのポッドキャストで紹介されていて読んだ。京都じゃなくて中華の方を変えてしまう京都というまちのすごさよ、と思ったけど、カリフォルニアロールや台湾ラーメンのように、どこの国、地域でも食のローカライズは起こる。それを色もの扱いするのではなく、こんなふうに尊敬をこめて紹介できるのは、とてもすて

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    2022年11月21日

    Posted by ブクログ

    食はその土地の人や文化の現れなんだなぁと改めて。この本を片手に京都を旅して、何件か尋ねたお店はどこも温かくて優しく、よき思い出となりました。食が好きで旅の目的の一つなので、旅する時はこうして食の歴史を知ることでより一層美味しく、楽しくなりますね。

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    2022年03月11日

    Posted by ブクログ

    京都で5年間暮らした私であるが、”京都の中華”と言われても正直ぴんと来なかった。それがこの本を読むと、京都の食文化の中で独自の変異を遂げた京都の中華がいかに豊饒なものであるかがわかり、今、とてつもなく京都に行きたくなっている自分がいる。

    濃い味付けを好まず、過度な匂いがする調味料・食材なども好まれ

    0
    2021年11月07日

    Posted by ブクログ

    料理にとどまらないおもしろさ。菊乃井の村田シェフとの対談は考えさせられる事も多く、おもしろい。京都に行きたいですね。

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    2017年12月13日

    Posted by ブクログ

    良著でした。
    旅行先で町の中華屋さんとか地元の名店で食事するの憧れ。でも解説にあるように、この本で紹介された店をしらみつぶしにまわるのも無粋だなあと思うので、たまたま近くに行ったときとか、なにかの縁で訪ねられたら素敵ですね。

    0
    2017年02月08日

    Posted by ブクログ

    私は京都で生まれ暮らしたけど、圧倒的王将派というかガテン系ばっかり食べていたし、その上本場の中国料理が大好きになってしまったので、この本に書かれていたような中華料理が遠くてなんか寂しい気持ちになった。
    私は汚いローカル店で食べる香辛料満点の大陸の中国料理が好きな京都人。

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    2021年11月20日

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