長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬

長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬

638円 (税込)

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3.7

長谷川平蔵の甥っ子が人足寄場与力に!

人足寄場は、平之助の伯父である長谷川平蔵が立案実施した施設である。罪を犯した者たちに職業修業を施し、社会に復帰させる画期的な仕組みだった。
定掛与力として、阿比留平之助は平蔵とともに勤めることになった。平之助が、人足寄場を歩いてみると、男には大工や左官、屋根葺き、鍛冶、紙漉き、表具など、女には裁縫や機織りなど、さまざまな仕事を訓練させていた。ただ、予算の限りがあり、正すべきところも直せなかった。
その頃、盗賊鬼洗いの鉦七の押し込みがあり、事情も知らないまま逃走用の船の船頭に雇われて捕まった、癸助という男が入ってきた。気がかりなのは、一人残してきた妹のトミのことだった。ある日、人足寄場に入ってきた男たちが癸助と親しくなる。鉦七一味は、自分たちに繋がる証拠を知っているかもしれない癸助を殺そうとしていたのだ。
長谷川平蔵は、自宅で倒れてから、徐々に弱っているようだった。
平之助は、癸助を救うことが出来るのか。鉦七に迫ることが出来るのか。
平之助の活躍を描く、人情味溢れるシリーズ第一作!

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平之助事件帖 のシリーズ作品

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  • 長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬
    638円 (税込)
    長谷川平蔵の甥っ子が人足寄場与力に!  人足寄場は、平之助の伯父である長谷川平蔵が立案実施した施設である。罪を犯した者たちに職業修業を施し、社会に復帰させる画期的な仕組みだった。  定掛与力として、阿比留平之助は平蔵とともに勤めることになった。平之助が、人足寄場を歩いてみると、男には大工や左官、屋根葺き、鍛冶、紙漉き、表具など、女には裁縫や機織りなど、さまざまな仕事を訓練させていた。ただ、予算の限りがあり、正すべきところも直せなかった。  その頃、盗賊鬼洗いの鉦七の押し込みがあり、事情も知らないまま逃走用の船の船頭に雇われて捕まった、癸助という男が入ってきた。気がかりなのは、一人残してきた妹のトミのことだった。ある日、人足寄場に入ってきた男たちが癸助と親しくなる。鉦七一味は、自分たちに繋がる証拠を知っているかもしれない癸助を殺そうとしていたのだ。  長谷川平蔵は、自宅で倒れてから、徐々に弱っているようだった。  平之助は、癸助を救うことが出来るのか。鉦七に迫ることが出来るのか。  平之助の活躍を描く、人情味溢れるシリーズ第一作!
  • 長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖2 決意
    671円 (税込)
    人足寄場が舞台の時代小説、待望の第2弾!  小塚原刑場で、盗賊乙兵衛と捨十、鉦七の情婦お駒の処刑が行われた。逃げ延びた首領鉦七は、平之助と人足寄場に入った癸助への復讐を誓った。  その頃、江戸の町を嵐が襲った。人足寄場では、土嚢を積み準備していたが、高潮と強風で甚大な被害を被った。一部の人足は、三日間の解き放ちで命を掛けて船で江戸に戻ったが、そこには癸助と辰次郎もいた。運良く生き残った二人。癸助はお久邇の店で働いている妹のトミの行方を捜した。  いち早く、人足寄場に米三俵や必要な物資をもって見舞いに来たのが病身の長谷川平蔵だった。平之助は、伯父の長谷川平蔵の意見に従い、人足寄場復興のために町年寄の三家を回って資金を獲得しようとする。  お久邇、左吉と一緒にクニが寺に避難しているのを知って訪ねて行った癸助と辰次郎だったが、襲われた鉦七は、腹を刺されて辰次郎の知り合いの所に身を寄せる。  そして、トミが男にさらわれた。  調べをすすめる平之助は、トミの居場所を突き止め、今度こそ鉦七を捕まえようとするのだが。  著者渾身の時代小説シリーズ、第2弾!
  • 長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖3 死守
    660円 (税込)
    人足寄場はなくしてはならぬ!好評第3弾!  阿比留平之助と弥五平は、上野山下で無宿者たちが狼藉を働く現場に遭遇した。その頭となっているのが、人足寄場を出た戸佐造と又次だった。死者と多数の怪我人が出た無宿人による騒ぎは、さらに続き、江戸中に知られることとなった。一連の事件は、人足寄場が無宿者の更正に役立っていないのではないかという意見を生み、幕閣の中には人足寄場の廃止を唱える者も出た。  戸佐造と又次の行方を追う平之助は、一味が寄場にいた者や商品を売り歩くために市中に出ている人足寄場の者に声を掛けていることを掴む。  平之助は、人足寄場を廃止させないために、町方から存続を願う嘆願書を書いてもらおうと考えた。春の高潮の折りに、寄場の修復費用を出してもらった、町年寄三名を訪ねた平之助は、三人の心を動かすことに成功する。そして、寄場の存続が決定した。ただ、無宿者による騒ぎが起こったら、廃止すると言われる。  戸佐造と又次を捕らえようと調べを進めると、平之助は背後に某藩と結んだ商人がいることに気がついた。騒ぎを起こそうとする動きを掴んだ平之助だったが、一味の偽の動きに騙され………。黒幕も含めた一味を捕らえることが出来るのか。

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長谷川平蔵人足寄場 平之助事件帖1 憧憬 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    千野隆司さんの新シリーズ、長谷川平蔵人足寄場・兵之助事件帖シリーズ№1「憧憬(あこがれ)」、2016.10発行です。火盗改め・長谷川平蔵を伯父に持つ阿比留平之助、伯父の言葉「人の心を動かすのは、上からのお達しではない。伝える者の、相手を思う気持ちだ。」を胸に、社会が切り捨てた無宿人に寄り添い、悪人に

    0
    2017年08月08日

    Posted by ブクログ

    娯楽時代小説の数多くの要素が楽しめる作品になっている。長谷川平蔵が設立した人足寄場を舞台に平蔵の甥にあたる阿比留平之助が活躍する捕物帳。

    0
    2017年08月03日

    Posted by ブクログ

    あの鬼平犯科帳の長谷川平蔵が作った人足寄場。
    そこは犯罪の再犯を防ぐために、手に職をつけて社会に出す仕組みだった。
    だが老中に辞めさせられて、人足寄場も平蔵の理想から離れようとしていた。
    そこを中心に平蔵を尊敬する甥っ子、阿比留平之助が主人公となって活躍。
    しかも平蔵この時には病を持ち余命も少なくな

    0
    2022年05月27日

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