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百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年、月原一整は、人づきあいが苦手なものの、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てるケースが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。しかしある日、店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり、その責任をとって一整は店を辞めざるを得なくなる。傷心を抱えて旅に出た一整は、以前よりネット上で親しくしていた、桜風堂という書店を営む老人を訪ねるために、桜野町を訪ねる。そこで思いがけない出会いが一整を待ち受けていた……。一整が見つけた「宝もの」のような一冊を巡り、彼の友人が、元同僚たちが、作家が、そして出版社営業が、一緒になってある奇跡を巻き起こす。『コンビニたそがれ堂』シリーズをはじめ、『花咲家の人々』『竜宮ホテル』『かなりや荘浪漫』など、数々のシリーズをヒットさせている著者による、「地方の書店」の奮闘を描く、感動の物語。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月11日
本屋で働く物静かな青年、一整は名作を見つけ出すことが多く、書店員として信頼されていた。しかしある日、店内で起こった万引き事件によって一整は店を辞めることとなった。傷心を抱えて旅に出た一整は、桜風堂という書店を営む老人を訪ねることにした。
春の物語を読みたいなぁ…と考えていた時ブクロクであなたにお...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月12日
オウム船長の的確な発声に苦笑い。
読書人口の衰退による出版不況、通販により書店の減少。先行きの見えない、オワコンとなりつつある書店に働く人々の本に対する取り組み。うわ面の明るい未来を照らす職場作品でなく、地道に工夫し、いい本を広めようとする誠実な書店員の活動。書店での配列等見る目が変わったし、通販で...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月14日
今年のベスト本。
「百貨の魔法」を先に読んでしまったのですが、こちらを読んでから読むのがおすすめ。
最初から最後までどのエピソードも深くて、登場人物の一人ひとりが素敵で読後感もいい、という私が気に入る本の要素がすべて満たされています。
「生きてゆくこと。誰かと出会うこと。
夢を持つこと。より...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年06月12日
人と距離をおきながら書店で働く主人公。ある事件で書店を去らなければならなくなった主人公。彼の売りたかった本を仲間達が全力で売る戦略を練る。
こんな素晴らしい関係に涙が出てしまいました。
一整くん(主人公)今まで生きてきた道が全て報われたね!
透明感のある美しいイメージのお話でした。
続きもうでている...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月16日
「涙は流れるかもしれない。 けれど悲しい涙ではありません。」
この帯を見て、軽い気持ちで手にとった1冊だった。
最初は、重く暗いと思っていた。
大好きだからこそ、離れないと行けなかった、
主人公と周りの人々の悲しみ。
胸がとても締め付けられたりもした。
全てがうまくいっているわけではないが、
少...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月16日
本屋さんの、心温まる物語です。
私は書店で働いたことはないのですが、この本を通して書店員さんのお仕事や、普段考えていることなどを知ることができ、より本が好きになりました!
本屋さん巡りをしてみたくなりました。
また、本の帯に書いてある「涙は流れるかもしれない。けれど悲しい涙ではありません」の言葉...続きを読む
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