静かな炎天

静かな炎天

753円 (税込)

3pt

有能だが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズ第4弾。
苦境にあっても決してへこたれず、ユーモアを忘れない、史上最もタフな探偵の最新作。
〈甘いミステリ・フェア〉〈サマーホリデー・ミステリ・フェア〉〈風邪ミステリ・フェア〉〈学者ミステリ・フェア〉〈クリスマス・ミッドナイトパーティー〉など、各回を彩るユニークなミステリの薀蓄も楽しめます。
好評の「富山店長のミステリ紹介ふたたび」も収録。
解説は大矢博子氏。

【目次】
「青い影~7月~」……バスとダンプカーの衝突事故を目撃した晶は、事故で死んだ女性の母から娘のバッグがなくなっているという相談を受ける。晶は現場から立ち去った女の存在を思い出す
「静かな炎天~8月~」……かつて息子をひき逃げで重傷を負わせた男の素行調査。疎遠になっている従妹の消息。晶に持ち込まれる依頼が順調に解決する真夏の日。晶はある疑問を抱く
「熱海ブライトン・ロック~9月~」……35年前、熱海で行方不明になった作家・設楽創。その失踪の謎を特集したいという編集者から依頼を受けた晶は失踪直前の日記に頻繁に登場する5人の名前を渡される。
「副島さんは言っている~10月~」……元同僚の村木から突然電話がかかってきた。星野という女性について調べろという。星野は殺されており、容疑者と目される男が村木の入院する病院にたてこもっていた。
「血の凶作~11月~」……ハードボイルド作家・角田港大の戸籍抄本を使っていた男がアパートの火事で死んだ。いったいこの男は何者なのか?
「聖夜プラス1~12月~」……クリスマスイブのオークション・イベントの目玉になる『深夜プラス1』初版サイン本を入手するため、翻弄される晶の過酷な一日を描く。

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  • ドラマ化

    「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」

    2020年1月24日~ NHK総合
    出演:シシドカフカ

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静かな炎天 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    このミス2017年の第2位、アメトーークでも紹介されて話題になった本書は、若竹作品の葉村晶シリーズの短編集だ。仕事はできるが不運すぎる女探偵として、その毒舌とウィットに富んだ最高のストーリー展開にため息が出る。
    ちゃんと伏線の回収があるのと、四十を迎えた女探偵が体の不調を訴えながら解決してしまう姿は

    0
    2022年07月19日

    Posted by ブクログ

    大好きな女探偵葉村晶が、今回は命の危機に晒されることがなくて良かった。
    そうは言っても相変わらず不運に振り回される。大部分は、憎めないけど愛せないオーナーのせい?
    小さなヒントや閃きをつなぎ合わせて真相を解明していく過程が面白い。かなり本気で足を使う作業で、その40代と思えぬ体力と気力と、やはり容赦

    0
    2022年05月09日

    Posted by ブクログ

    葉山さんがいつの間にか四十肩に悩まされる年齢になっていたとは、、、
    いつもの如く次々と理不尽な目に遭いつつも、心の中では悪態つき放題であったとしても、大人としての自制心と愛想を保ちつつ着実に前に進む彼女を応援したくなります。
    また解説にも書いてあった通り、ロマンスの不在という本シリーズの特徴はレアな

    0
    2024年10月12日

    Posted by ブクログ

    若竹七海の連作ミステリ短篇集『静かな炎天』を読みました。
    『依頼人は死んだ』に続き、若竹七海の作品です。

    -----story-------------
    史上最もタフな女探偵・葉村晶の最新作!
    ・バスとダンプカーの衝突事故を目撃した晶は、事故で死んだ女性の母から娘のバッグがなくなっているという相談

    0
    2024年05月24日

    Posted by ブクログ

    この事故現場の交差点、知ってる。
    この川、知ってる。
    このお菓子、知ってる。
    え!地元?
    変な興奮をしてしまい、うわうわしているうちに、読み終わってしまいました。

    体が痛い、しんどい、でも仕事だから動かないと辛いけど動かないとで、仕事を続ける晶
    を応援してました。


    0
    2021年08月10日

    Posted by ブクログ

     『私は葉村晶という。国籍・日本、性別・女。・・・〈白熊探偵社〉の調査員である。』という冒頭の自己紹介からイメージする通り、GUNアクションもなければ、徒手のアクションもない。にもかかわらず、この躍動感たるや、このスピード感たるや。ハードボイルドな乾いた文体の中に含まれるユーモアが、主人公をチャーミ

    0
    2021年07月17日

    Posted by ブクログ

    設定が安定したからか、主人公も探偵稼業と雑用に邁進しています
    すっきり解決しないエピソードもありますが、洞察と推理は探偵らしくなっていますね

    かつての同僚が登場する4話、依頼者に振り回され続ける5話、葉村らしさ全開の6話と後半が面白いです
    結局、どっちなのか、どうなったのかが気にはなりますが

    0
    2020年05月06日

    Posted by ブクログ

    バラエティに富んだ短編6作からなる葉村晶シリーズの短編集。少なからず主人公自身のせいでもあるのだが、主人公の知人達が遠慮なくトラブルに巻き込んでおきながら、当人たちにはまるでそんな認識がない。おいおい、いい加減にしろよと言いたくなるよね。

    0
    2020年05月04日

    Posted by ブクログ

    9時7分、玄関を出たところでスマホに載せているバス時刻表を見ると出発時刻は9時9分だった。考える暇はなかった。普段は5分の道のりを、私は走った。散歩中のお爺ちゃんおばあちゃんが、目を剥いて私のガニ股走行を眺めている。最初のダッシュは、無酸素系の筋力エネルギーが使われるという。その1-2分後に有酸素系

    0
    2020年03月02日

    Posted by ブクログ

    葉村晶シリーズ。今回は短編集。安定の面白さ。
    とにかく優秀な探偵だ。
    なんだかんだ言って断れないところも人が良いというか。
    最後の話などは、よくもまあこんなに人に図々しくも頼むことのできる人間がいるものだとも呆れそうになった。
    葉村晶のことをうわあたいへんとか思いながら読んだけど、なんとか終わってほ

    0
    2019年11月17日

静かな炎天 の詳細情報

  • ドラマ化

    「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」

    2020年1月24日~ NHK総合
    出演:シシドカフカ

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  • 【閲覧できる環境】
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