水軍遙かなり（上）

加藤廣

志摩水軍の若き継嗣・九鬼守隆。
水平線の彼方を眺めつつ戦国の世に育つ。
父・嘉隆に連れられ安土城で「天魔」と懼れられた信長に会い、
この覇者が頑迷な京の暦学者達に苛立っていることを知る。
やがて本能寺の変――。
羽柴秀吉が巧妙に信長の後継ポジションを掴んで行く。

村上水軍より強いと言われた九鬼水軍の頭領・守隆を主人公に、
史料の徹底検討から浮かび上がる「ありえたかもしれない戦国時代後の日本」の姿。

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• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 歴史・時代 / 歴史・時代小説
• 出版社: 文藝春秋
• 掲載誌・レーベル: 文春文庫
• ページ数: 384ページ
• 電子版発売日: 2016年09月16日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

水軍大名としては父の九鬼嘉隆が有名であるが、主人公はその息子守隆。
加藤廣さんの作品はやはり面白い。

[ブクログ · ★★★★☆]

九鬼水軍の魅力もさることながら、
鉄甲船や風魔小太郎の正体などの推理がとても鋭く、
なるほど、と頷いてしまうこと必至。