ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
カロールメン国に暮らす漁師の子シャスタは、自分が奴隷として売られることを知り、ナルニア出身の〈もの言う馬〉ブリーとともに北を目指す。思いがけず、もう一組の道連れを得たのも束の間、旅は新たな使命を帯びることになって……。三つの国にまたがる少年の数奇な冒険を描く。
アプリ試し読みはこちら
1~7件目 / 7件
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
ナルニア国物語の3巻目。前作『ライオンと魔女と衣裳だんす』で即位したピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの治世の物語。 ナルニア国の南方にあるカロールメン国の漁師の子シャスタは、父親が自分を奴隷として売ろうとしていることに気がつき、ナルニア出身の〈もの言う馬〉ブリーにまたがり、北へ向かって逃げ...続きを読む出す。旅の途中、これまたやんごとない事情で逃げ出してきた貴族の娘アラヴィスとその愛馬フインと道連れになるも、タシュバーンの街でナルニア国と隣国アーケン国に迫る危機を知ることになり…。 翻訳ものを読むときは、せめてタイトルは原著タイトルを確認するようにしているが、解説にもあるように、本書の原著のタイトルは、“The Horse and His Boy”。そう、「馬と“彼の”少年」なのだ。メインは馬。もちろん、この「少年」ことシャスタが、少しずつ成長していくのが見どころでもある。冒険ファンタジーのおいしいところを、てんこ盛りにしたような本作。おもしろくないわけがない。世界中の子どもが夢中になって読むはずだ。 舞台がナルニアの外にまで広がり、かつ前作とのつながりも、ちらほら見え隠れ。本作のアスランはますます神がかり、訳者が意識しているのか、その物言いまでも聖書の神のようになってきた。物語の世界観がぐんと深まった感があるナルニア国物語。さて、次巻に進もう。
シリーズで唯一のナルニアと現代世界が交差しない、ピーター王統治時代のお話。 旅する少年少女の王道大冒険談で、退屈せず話が進む。 善悪宗教民族差をはっきりと描いていて、大人の今読む方がおもしろく感じた。
運の話と、"私はあなたについての話をしているのだ"が印象深い。 シャスタとアラヴィスを助けてくれた仙人が言う。わしは運というものを見たことがない。今回のことはわしの理解を超えている。しかし、理解すべきことであれば、いずれ知れるときがくるだろう、と。 これには信じることのプラスの...続きを読む側面を見た気がする。いまや実力も運のうちと理解する私であるが、境遇を奢らずかつ目を背けないでいられる、強い姿勢があるのだと知らしめられる。 "私はあなたについての話をしているのだ"は、なかなか厳しい言葉だ。 自分の行いを反省したあと、自分の過ちによって災いを被った人を慮る。それ自体は間違ってはいないのだろう。しかし、それは誤った自己慰撫に転化しうる。償ったからもうよいであろう、それほどの害とはならなかったからよいであろう、と。しかし、問題はあくまで自分自身の中にあるということ。そのことから目を逸らすことを許してくれない。
これまでのナルニアと違った趣があって面白かった。ストーリーの展開も早く、王道の冒険物語。主人公はもともと気の弱い少年だったが、いざという時勇気を奮いお越し、お姫様のような暮らしをしていた少女は自由の本当の意味を知り、自分は良くできた馬だと自惚れていたブリーは謙虚になる。旅をして皆少しずつ成長した。 ...続きを読む イスラム世界を皮肉っているようでいて、反面イスラムの優美さも描かれている。
少年より馬が先に来るタイトル通り、少年少女の成長はもちろん、馬の成長も面白かったりする。 身分の差異、母国の差異とそれに伴う文化の際、種族の差異が際立って描かれている印象を受ける。それ自体はいいのだけど、勧善懲悪的なストーリー展開と、アスランの掌の上で物語が進んでいるような感覚があることから、どこ...続きを読むとなく抱くべき感想や教訓に導く意図を感じてしまう。これが正しい、こっちは間違い、的な。 気のせいかな。
シャスタはまだ見ぬナルニアを目指す。 ピーターたち四きょうだいが王や女王として即位していた時代のひとつの物語。カロールメン国の海辺に住み、漁師アルシーシュこき使われていた少年シャスタは、もの言う馬のブリーと一緒に北へ逃亡する。途中で出会った貴族の少女アラヴィスも、もの言う馬フインと一緒に逃げてきた...続きを読むところだった。2人と二頭が目指すのはナルニア。果たして無事に辿り着けるのか——。 貧しいが勇気を持った少年は、実は高貴な生まれである。ありがちなパターンではあるが、旅の仲間たちの個性もあり面白い。愚かなカロールメンの王子に対するエドマンド王の態度が、『ライオンと魔女と衣装だんす』を読んでいると感慨深い。 この物語でもまたアスランは、キリスト的な登場をしている。様々な姿で苦難や寂しさに寄り添い、わたしたちを助けてくださる主である。
レビューをもっと見る
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
新刊やセール情報をお知らせします。
ナルニア国物語
新刊情報をお知らせします。
C.S.ルイス
土屋京子
フォロー機能について
「光文社古典新訳文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
ライオンと魔女 ナルニア国ものがたり1
試し読み
あしながおじさん
アンクル・トムの小屋(上)
栄養素ヒーロー図鑑
クレムリンの殺人者 プーチンの恐怖政治 、KGB時代からウクライナ侵攻まで
仔鹿物語(上)
ザ・ブランド・マーケティング
小学館世界J文学館 ライオンと魔女とようふくだんす ~ナルニア国物語~
作者のこれもおすすめ一覧へ
▲ナルニア国物語3 馬と少年 ページトップヘ