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「いのちの核はコトバでないものに支えられながら、ヒトの生はコトバによって支配されている」。著者は臨床の現場で、長くこの矛盾を乗り越えることをみずからのテーマとしてきた。コトバを治療の道具とする精神分析の治療の場で、文字言語を絶対的なものとせず、治療者と患者との間の時々刻々の関係性の変化に目をこらすことで、著者は治療の場に立ち上がってくるいのちの営みを掬い上げる。そうすることで、精神分析用語として知られるコトバの真に意味するところ、治療の本質を説いてゆく。精神分析の世界への導きに始まり、先達の教え(=理論)の咀嚼、さらには独自の技法と修練の方法を紹介するなど、半世紀以上にわたる臨床の集大成ともいえる著者、畢生の書。
...続きを読むPosted by ブクログ 2024年04月15日
【目次】
まえがき
I 精神分析の周辺
アナログとデジタル
出会い
自然は折り合う
文化汚染
いのち
病
自然治癒力
学習から文字文化へ
文字文化の特質
文字文化の挑戦
フラクタル
認識から学習へ
再学習と脱学習
二種の環界
臨界期
いのちへの援助VS人への援助
病因・症状・治療 ...続きを読む
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