無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
人間を寄せつけない“霧”の大河に初めての橋を架けようとする人々の苦闘と絆を描き、ヒューゴー賞とネビュラ賞をダブル受賞した表題作。宇宙で遭難した女性と、圧倒的に異質な相手の邂逅を描く、ネビュラ賞受賞の衝撃作「スパー」。消失と再出現を繰り返す猿たちのサーカスとともに旅する女性が出合う奇跡を描いた、世界幻想文学大賞受賞中編「26モンキーズ、そして時の裂け目」。現代SF界きっての短編の名手が、孤独を抱えたものたちの不可思議な出会いとふれあい、そして別れを鮮やかに描く。数々の賞に輝く傑作11編を収めた幻想SF短編集。/解説=橋本輝幸
...続きを読むPosted by ブクログ 2017年04月29日
本屋でカバー買い.ヒューゴー賞,ネビュラ賞,世界幻想文学大賞受賞,というカバーの文句は伊達ではなく,とても良い本に巡り会えたと思う.
SFと思って読むと間違いで,むしろ,南米の作家の書く小説の,奇妙な風合いに似たところがあって,変な設定を舞台にしているところは確かにSFといえるのかもしれないのだが,...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月28日
帯に惹かれて購入。この頃はネビュラ・ヒューゴダブル受賞って結構珍しくなくなったのかなぁ。
とりあえず色々取り揃えてますよ、という短編集。面白かったです。
「26モンキーズ、そして時の裂け目」
なんかやられた、って感じの最後。うん、いいねぇ。最後のお客さんが良い。カラッポになった後のバスタブが揺れる...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月19日
面白かったです。SFですが、ファンタジー感もある世界でした。「霧に橋を架ける」での、霧や「でかいの」の不穏さと、橋を架ける事業の…なんと表現したらいいのか、漂う無常感を感じました。橋が完成した後の世界がより良くなるとあまり思えなかったからかな。。でも1番好きなお話でした。「蜜蜂の川の流れる先で」「《...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月02日
「先駆者となるには、橋となれ」
表題作「霧に橋を架ける」は、お仕事小説であるが、とても幻想的で暗示的であるにも関わらず、読後感は爽やか。
その他に短編が10話。
それぞれ個性的で好き嫌いがわかれるところだろう。
お気に入りは、
「水の名前」「噛みつき猫」「蜜蜂の川の流れる先で」……
人はこの...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。