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牢屋敷に捕らわれの身の、世之介ばりの色男・瓢六と、無骨な同心・篠崎弥左衛門との凸凹コンビが、難事件を次々に解決する痛快譚。 シリーズ第一作。 絶世の色男、粋で頭も切れる目利きの瓢六が、つまらぬことで小伝馬町の牢屋敷に放り込まれた。ところが丁度同じ頃起きた難事件解決に瓢六の知恵を借りるため、与力・菅野一之助は日限を切っての解き放ちを決める。不承不承お目付役を務める堅物の定廻り同心・篠崎弥左衛門との二人組による痛快捕物帖。
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諸田玲子いいね
最近は女流時代、歴史小説にはまっていろいろ読んでいますが この作家さんも良いと思うひとりです。この作品の前は「天女湯おれんシリーズ」読みました。このシリーズは主人公が出来すぎな感じがしますがそんな彼でもいろいろな人の助けがあってこそ 揉め事、事件を解決できるのかなと思わせるストーリーですね。瓢六と弥...続きを読む左衛門のコンビもほほえましい良い関係ですね。
#ハッピー #スカッとする
Posted by ブクログ
なんとなーく本屋で見かけたので 買ってみた一冊でした。 諸田さんの作品は、電車に乗った時 ふとした拍子にみる広告とか 新聞の下に出てる出版社の広告とかで よく目にして気にはしてたのよね。 こういう感覚って当たりが多いのを実感した。 読んでる時に『うわっ』って思うほど引き込まれて 自分でびっくりす...続きを読むるくらいw
「諸田玲子」の連作時代小説『あくじゃれ 瓢六捕物帖』を読みました。 ここのところ、時代小説が続いています。 -----story------------- 牢屋敷に捕らわれの身の「世之介」ばりの色男「瓢六」と、無骨な同心「篠崎弥左衛門」との凸凹コンビが、難事件を次々に解決する痛快譚 絶世の色男...続きを読む、粋で頭も切れる目利きの「瓢六」が、つまらぬことで小伝馬町の牢屋敷に放り込まれた。 ところが丁度同じ頃起きた難事件解決に「瓢六」の知恵を借りるため、与力「菅野一之助」は日限を切っての解き放ちを決める。 不承不承お目付役を務める堅物の定廻り同心「篠崎弥左衛門」との二人組による痛快捕物帖。 ----------------------- 1999年(平成11年)から2001年(平成13年)に、文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』に発表された「あくじゃれ瓢六捕物帖」シリーズの第1作… 連載当時は『あくじゃれ瓢六』というタイトルだったようですね。 ■地獄の目利き ■ギヤマンの花 ■鬼の目 ■虫の声 ■紅絹の蹴出し ■さらば地獄 ■解説 鴨下信一 口も達者なら、手もはやい、「世之介」ばりの色男… しかも阿蘭陀(オランダ)語をあやつり博覧強記、さらに長崎で唐絵目利きを務めていたという、「瓢六」こと「綺羅屋の六兵衛」、、、 牢屋敷にとらわれの身ながら、堅物の定廻り同心「篠崎弥左衛門」や情婦の「お袖」と共に難事件をつぎつぎ解決してゆく… スカッと痛快、時代小説連作集。 着想が面白い痛快な捕物帳… 風采が上がらない男やもめの北町奉行所定町廻り同心「篠崎弥左衛門」と、対照的に色白細面で役者のような男前の悪党「瓢六」を中心とした登場人物のキャラクター設定が魅力的な作品でした、、、 「瓢六」が、小伝馬町の牢から1か月ごとに出たり入ったりするという設定は、実際には有り得ないんでしょうけどね… まっ、エンターテイメント作品だと割り切ることができれば、そこまで気になりませんでしたね。 以下、主な登場人物です。 「瓢六」 目利き上がりの博徒、入牢中 「篠崎弥左衛門」 北町奉行所の定廻り同心 「お袖」 芸者、瓢六の女 「八重」 賄い組頭の娘、弥左衛門の見合い相手 「菅野一之助」 弥左衛門の上役与力 「雷蔵」 牢名主、元力士
同作家の「お鳥見女房」シリーズに比べると幾分ダークで、男性向けかな、と思われる作品。瓢六は魅力的なキャラクターである。連作短編でそれぞれ独立したミステリーになっているが、その中で瓢六と弥左衛門の関係が変化していくのはなかなか面白い。
弥左衛門の恋の行方が気になります。瓢六は頭が良くて口も上手くて格好良いのね。これはお袖じゃなくても惚れるわな。それと大牢内の個性的な面々も良かったです。
最初の1-2編を読んだときは「どうかな」と思いました。なにせ、絶世の色男が主人公で、その恋人が気風の良い芸者、相方が無骨者の同心という、安易とも言える登場人物の設定なので。 しかし、読み進めるうちに面白くなって来ました。お袖と弥左衛門の絡みなどでニヤリと笑わせる一方で、どこかしっとりした情緒もあって...続きを読む、軽い読み物としては良い出来だと思います。 表紙の絵は・・・・ 濡れ場らしい濡れ場なんて無いんですけどね。
訳ありの悪党瓢六と北町奉行所同心弥左衛門が牢の中の事件や市井での事件を解決していくシリーズ。普段は牢に繋がれ、捕物探索の時のみ市中に出るという設定が面白い。恋人のお袖の江戸っ子気質のやんちゃぶりも楽しい。
☆3.9 「瓢六捕物帖」シリーズ第一弾。 水と油の仲だった小悪党の瓢六と堅物同心の弥左衛門の、事件を追うごとに絆とも言える仲間意識が芽生えてゆくのが手に取るように分かる。 小伝馬町の大牢の中、一筋縄では行かない面々の お話をもっと掘り下げて欲しかったかな。 私的には、顔も中身も四角い弥左衛門の...続きを読む初恋の行方が気になって仕方ないので続編も読みたいと思います。
そこそこ面白くはあるが、すぐに忘れてしまいそうな気がする。 この手のジャンルで記憶に残るためには相当の技量を要するというのが私の過去の経験であり、その意味において同作品は全然物足りないということ。 ちなみに同ジャンルという観点では少なくとも現時点では宇江佐真理の方が上かと思う。 当然ながら更にその上...続きを読むはいるのであるが、蛇足ついでに。
入牢中の犯罪者が、時々シャバにでて、探偵役になるという設定になかなかついていけなかったが、読み進むうちにおもしろくなってきた。特にお袖が最高。
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あくじゃれ 瓢六捕物帖
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