自己・あいだ・時間 ──現象学的精神病理学

自己・あいだ・時間 ──現象学的精神病理学

1,430円 (税込)

7pt

5.0

精神の病態を一時的な疾患としてではなく人生全体の示す歴史的な歩みとして位置づけ、独自の思想を重ねてきた著者の代表的論考のかずかず。自己と他者の「あいだ」の病態として捉えられてきた分裂病を、「時間」の病態として、現象学的な思索を展開する。とりわけ鬱病者の“あとのまつり”的体制に対し、分裂病者が“前夜祭”的な時間体制をもつという新しい構図は世界的に大きな波紋を広げた。他者や世界との「あいだ」、自己自身との「あいだ」の歴史性における患者の生のあり方を追究した本書は、精神病理学と哲学を自由に横断する独創的な学問的達成であるといえよう。

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自己・あいだ・時間 ──現象学的精神病理学 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    すごくおもしろい。うつや統合失調症にも触れながら、独自の哲学的な分析が堂々と記されている。日本に希有な、オリジナリティの人。

    0
    2010年05月07日

自己・あいだ・時間 ──現象学的精神病理学 の詳細情報

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