「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~

「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~

726円 (税込)

3pt

私たちはしばしば「働かない」ことに憧れながらも、成果を追い求め、今を犠牲にしてゴールを目指す。しかし世界には、そうした成果主義や資本主義とは異なる価値観で人びとが豊かに生きる社会がたくさんある。「貧しさ」がないアマゾンの先住民、気軽に仕事を転々とするアフリカ都市民、海賊行為が切り開く新しい経済圏……。彼らの生き残り戦略から、働き方、人とのつながり、時間的価値観をふくめた生き方を問い直す。

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「その日暮らし」の人類学~もう一つの資本主義経済~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    新たな世界観を拓いてくれた書。

    インドを旅行した時に、同じような店がずらりと並ぶ。差別化特になし。
    なぜなんだろうなーとずっと思っていた。


    あとで記載する

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    2023年12月28日

    Posted by ブクログ

    下からのグローバル化=効率化のために労働者を切り捨てず無数の雇用を生み出す、知識や技能を独占せずに共有する、経済が水平なネットワークで動く

    常に計画を立てて将来のために今を消費するような生き方は、日本のように整えられた社会だからこそできることで、でも確かにやりたいことをやりたい時にやる、という気持

    0
    2021年12月03日

    Posted by ブクログ

    価値観の引き出しがボカンと増える感覚。
    鬼のフィールドワークで世界を覗き見る著書。逞しさと賢さに惚れ惚れする。めちゃくちゃ面白かった。

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    2020年12月27日

    Posted by ブクログ

    なんと甘美なタイトルか。ひさしぶりにレビューに★つけちゃっった。

    その日暮らしは甘美であるが、Living for Todayになると高尚さすら感じる。

    で、そのLiving for Todayを実践している人々と社会を教えてくれる本。



    いきなり最初に青野春秋の『俺はまだ本気出してないだけ

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    2022年06月01日

    Posted by ブクログ

    朝日新聞出版の「一冊の本」に連載されていた「無条件の条件」で著者の視点がユニークだったので、本書を紐解いてみたが、大いに楽しめた. タンザニアのインフォーマルな交易に携わる人たちの独特の生き方が紹介されているが、この国ではそのような人が6割以上存在している由.試しにやってみる行動形態、変わり身の早い

    0
    2023年10月05日

    Posted by ブクログ

    職業の選びかたも仕事の仕方も、ニセモノの位置付けも、私たち日本人が常識と信じている価値観を覆され、その社会の中で生き抜くための知恵としなやかさを持つことの大切さを改めて感じさせられる。
    既存の価値観にとらわれない先生のフィールドワークは、普通の人にはなかなかできるものではないですが、素晴らしいです!

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    2023年04月11日

    Posted by ブクログ

    一口に資本主義経済といっても、根底に流れる価値観(文化・宗教・自然等など)によって、どのように受け入れられるか(利用されるのか)は異なることを知る。とても面白い。

    0
    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    すごく面白かった。
    タンザニアでのフィールドワーク等、人類学的なアプローチで(ときには露店商をやり)検討される、いわゆるインフォーマルセクター、本書で言う「Living for Today」の経済活動。「なぜ共同経営しないのか?」「なぜ未来のために貯蓄しないのか?」「なぜ貸した金を返してもらわないの

    0
    2021年10月04日

    Posted by ブクログ

    常識が揺さぶられる一冊。
    タンザニアを舞台に「インフォーマル経済」のあり方を観察したレポートなのだが、現在の日本社会(の主流)とは全く異なる原理で動いているので、スムーズに読み進まなくて頭がムズムズする。
    サブタイトルの「もう一つの資本主義経済」というのは、確かにその通りなのだけど、いままでは規模が

    0
    2021年04月14日

    Posted by ブクログ

    ルポとしての面白さは『チョンキンマンションのボスは知っている』の方が上。でも、比較文化的な観点から日本を考えるためには参考になる。また、海外ビジネスを考えている人は読んでおいて損はないと思う。

    本書を読んでいると、杉浦日奈子の描く江戸庶民の暮らしが思い出される。例えば、タンザニアの人々の購買活動に

    0
    2021年03月20日

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