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Posted by ブクログ 2022年08月29日
「希望」という言葉に対し様々な方面からアプローチし、希望が失われていると言われる現代日本の中で、それでも希望を見出す事は出来ないのかと模索する話。
書かれたのが2010年で東日本大震災の前であり、当時は格差も現代ほど酷くなく、国際的立場も安定していた時期だったから2022年現在を著者が見たらまた違...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年09月02日
ある種、(ライトであるが)哲学を論じているような本で最初は少し取っつきづらくページの進みも遅かったが、中盤から一気に読めた。筆者は「希望」という観点について、丁寧に優しく文脈にも繋がりをもってまとめられている。かなりの時間を割かれて深く深く研究されたものを、私のようなこの種の本にあまり触れなかった平...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年04月11日
近頃感じている言葉にならないモヤモヤした気持ちを理解するための一助を求め近所の書店の棚を見ていたとき、ふと目に留まった本。
東大経済学の玄田教授が、自身が中心となって進めた「希望学」の研究で得た知見の概要を簡潔に記してくれている。
本書を読むことで、客観的には幸せな状況にあるはずの自分がなぜこんな...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年12月15日
無駄もいいじゃん。自分がまだ気づいていない何かに出会うためには、無駄に見えるものをすることが、積極的な行為になる。無駄がその人に豊かな魅力をもたらす。
壁にぶつかったら、壁の前でちゃんとウロウロする。ちゃんとウロウロしていれば、いつか壁の向こうにいける何かが起こる。無駄を恐れない。
絶望の反対は...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年01月06日
希望をつくる8つのヒントから、①希望は「気持ち」「何か」「実現」「行動」の4本の柱から成り立っている。希望がみつからないとき、4本の柱にうち、どれが欠けているか探す。②いつも会うわけではないけれど、ゆるやかな信頼でつながった仲間が自分の知らなかったヒントをもたらす。⑦大きな壁にぶつかったら、壁の前で...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年10月22日
希望とは作り出すもの。希望とは、自分が語れる物語で成り立つものであり、挫折を通して修正しながらももつことができるものである。1番好きなところは、目先の損得勘定にしばられて判断しないこと、やってみたら偶然意外な出来事からひらめきが得られるかもしれなくて、そこからまた希望が生まれるかもしれないということ...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年12月02日
岩波新書なのに(?)、すごくわかりやすく、心地よい講演をきいているようだ(学生の授業評価で玄田先生は「わかりやすい」と評価されてるのが納得)。
・過去の挫折の意味を自分の言葉で語れる人ほど、未来の希望を語ることができる (p112)
・大きな壁にぶつかったら、壁の前でちゃんとウロウロする(p200...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月09日
希望学の「希望とは何か?」「希望はどうやったら生まれるのか」「希望の機能とは?」をわかりやすく解説した本。
学問書ではなく、あくまで語りかけるような内容になっている。大学生などをイメージして書かれているかもしれないが、今社会に出ている20代半ばの人が読んでも十分に得ることはあるだろう。
すくなく...続きを読む
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