なぜぼくが新国立競技場をつくるのか 建築家・隈研吾の覚悟

なぜぼくが新国立競技場をつくるのか 建築家・隈研吾の覚悟

1,650円 (税込)

8pt

4.3

たとえ批判されても、これからの時代のために、建築をつくる。
新国立競技場を設計する建築家・隈研吾が、決意を語る。

建設予算の高騰、“景観破壊”批判などにより、ザハ・ハディド案が白紙撤回となり、
再コンペの結果、隈研吾が参加するプランが選ばれた。

“火中の栗”を拾った隈研吾のもとには、新プランへの様々な意見が寄せられている。
中には、日本の建築界を引っ張ってきた先輩建築家からの、思いもよらない批判もある。

だが、それでも、図面を引く。批判を受け止め、先に進むために。
コンクリートで作られた、スター建築家による“アート作品”ではなく、
人々が集い、愛される、「木のスタジアム」を作るために。

日本を襲った震災、そして、社会のギスギスした空気。「建築」そのものに対する強い風当たり。
あらゆるものを引き受ける意思はどこから来たのか。
なぜ今、「木の建築」なのか。余すことなく語る。

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なぜぼくが新国立競技場をつくるのか 建築家・隈研吾の覚悟 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    もやもやとしていた霧が晴れた。
    アメリカは民間の寄付頼み。中国では必ず委員会が作られる。
    呼ばれたらやる。
    eyesore。

    0
    2016年12月27日

    Posted by ブクログ

    受け身で戦う。プロジェクトの進め方の鍵として、軸が見つかるまで徹底して聞き役に徹する姿勢にに共感。建築の在り方は地域や環境に密着したもの、そのための木の役割は大きい。

    紀元前ローマ時代に征服地から連れてこられたバラバラな人々をまとめるために、アウグストゥスは大理石でローマ都市を築き統合を成し遂げた

    0
    2017年01月14日

    Posted by ブクログ

    東京2020オリンピックメインスタジアムの新国立競技場の建築がザハ氏から隈氏に急遽変わった。東京1964オリンピック時の丹下氏の代々木体育館に憧れ建築家になった隈氏が、東京2020オリンピック新国立競技場を設計した。日本伝統の木造建築の良さを出した新国立競技場に対する思いを茂木氏と語る。

    0
    2021年04月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本人はどうも「妥協」という言葉をネガティヴにとらえがちですが、妥協とは大人が備えるべき高い能力のひとつであり、社会が必要とするのは、美しい妥協であるとぼくは考えています 木という素材は人々を調整する最高の道具です ヨーロッパ大陸は、ゲルマン的な価値観が支配する場所で、しぜんは制圧すべきものであ

    0
    2016年06月17日

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