泣かない女はいない

泣かない女はいない

539円 (税込)

2pt

ごめんねといってはいけないと思った。「ごめんね」でも、いってしまった。―埼玉郊外の下請け会社に、事務として中途入社した、澤野睦美。恋人・四郎と同棲する彼女に、不意に訪れた心変わりとは?話題の表題作ほか、「センスなし」を収録。恋をめぐる心のふしぎを描く魅力あふれる小説集。

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泣かない女はいない のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    読書開始日:2022年1月13日
    読書終了日:2022年1月15日
    所感
    【泣かない女はいない】
    とても好き。
    最後のシーンがなんともいい。
    まさに樋川さんがいう「泣かない女はいない」だ。
    睦美が四郎に、樋川さんへの気持ちを伝えた部分は潔癖なんかではなく甘え。本当の潔癖なら自分にも相手にも綺麗さっぱ

    0
    2022年01月15日

    Posted by ブクログ

    かっこいい男(樋川さん)を書かせたら実は長嶋先生の右に出る者はなかなかおらぬのではという程のキュンがある表題作。牧歌的な職場やパッとしないシャトルの描写、ありそうでなさそうであたたかな場所にもキュン。再々読。

    0
    2015年07月25日

    Posted by ブクログ

    ボブ・マーリィの「NO WOMAN、NO CRY」から?
    北関東の片田舎の会社を舞台にしたしみじみした話なんだけれど、一つ一つのシーンが不思議な存在感で心に残る。
    これって、傑作なのではないでしょうか??

    0
    2012年12月30日

    Posted by ブクログ

    女性心理を書くのがうまいよねー。
    パンチはないんだけど、読後に登場人物のことを、いろいろ考えてしまいます。読んだ後も楽しめる作者さんです。

    0
    2011年09月18日

    Posted by ブクログ

    人には勧めたくないほどの傑作。長島有の描くルーティンの生活の中で細かく積みかせねていく恋愛感情が直接的ではなく表現されていて、最高の読書体験だった。

    0
    2011年03月08日

    Posted by ブクログ

    好きな小説だった!
    文章に余計な装飾がなく、美しくて読みやすい
    表題作の『泣かない女はいない』と『センスなし』の中編2作が入っていて、私は泣かない〜の方が圧倒的に好きでした
    睦美の目からみたときの樋川さんの些細な仕草や行動、言葉が本当に魅力的で私も樋川さんがかなり好きになってしまった
    『泣かない女は

    0
    2024年03月20日

    Posted by ブクログ

    表題作は都心ではない、かと言って地方でもない、どこか間の抜けた郊外の風景を時にしょうもなく、また時には愛すべき空間として切り取る描写が上手いと感じた。

    0
    2021年02月07日

    Posted by ブクログ

    長嶋さんの作品、既読のものはどちらも群青劇っぽかった。こっちの作風の方が好きだなあ。「泣かない女はいない」の睦美も「センスなし」の保子も、鈍感なんだけど淡々と生きていてよかった。隠したからといって自分の好きなものを自ら貶したことにはならないんだよ、そうかなあ。

    0
    2020年08月27日

    Posted by ブクログ

    読みながら何回か「えっ」と声が出たほど、上品で小さな驚きがいくつか。あとは特に壮大なことが起きるでもない、平熱といった感じの2編でしたが、ストーリーがどうでもよくなるくらい、都会的な文章に惚れ惚れします。おしゃれで美しい。

    0
    2019年02月09日

    Posted by ブクログ

    いいなあ、いいなあ。
    なーんにも起こらないんだけど、長嶋有さんの小説はとてもいい。
    「泣かない女はいない」って、ボブマーリーの歌からのタイトルだったのかあ!
    私も確かにあの曲の歌詞カードに「女 泣くな」って書いてあったの覚えてる。なんじゃそりゃ、と思ったっけ、その時は(笑)

    表題作より「センスなし

    0
    2017年03月29日

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