結婚失格

結婚失格

「ちゃんと愛せていたんだろうか……?」「そうだった そういうとこが好きだった 傷つけ合って別れた人の」――男にとって別れはいつも「寝耳に水」。家の鍵は取り換えられ、妻の雇った弁護士から身に覚えのない非難の文書が……。親権をめぐる裁判所での話し合いは、想像を絶する冷酷な展開に……。子どもたちに会いたい! 男女の温度差が激しいとされる「離婚」を、男の視点で描き、賛否両論を呼んだ、あまりに率直で赤裸々な、衝撃の実録小説!

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結婚失格 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2015年01月12日

     枡野さんの離婚劇を、小説で追う本。笑 1話1話に挟まれる本の紹介は、それに費やす文章は少なめだけれど、それでも読んでみたくなるのがスゴイなぁ…。坂崎さんの『片思いさん』が出てきたのがなんだか嬉しかった!

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    Posted by ブクログ 2018年10月12日

    妻とのケンカ中に読む。著者をモデルにした小説風、書評風。みんな自分は正しいと思うものなのだ。

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    Posted by ブクログ 2015年12月16日

    本当に率直で赤裸々。枡野さんは純粋だが、相手の気持ちを想像するのは下手なんだろう。
    解説は納得できる部分もあった(速水の送ったメールはありえない。あれは離婚もしたくなるだろう。)が、それでも香もかなりひどいように思った。あとフィクションみたいだけど、女性弁護士が腹立つ。
    収録された短歌は心の透明さが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年08月12日

    「あるきかたがただしくない」と違って、離婚後のことが著者の心情も含め、小説という形を取ってはいるが詳細に書いてある。書評がとってつけた感があって白々しいが案外読んでみたくなった。裁判所によって身に覚えのないDV夫と見なされ、月一回という裁定が決められるところは詳細でよい。

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    Posted by ブクログ 2014年02月03日

    書評と言いながら書評をあまりしていない。

    離婚という場面に遭遇した男の苦痛の姿がリアルに描かれている。
    不条理さにもがく姿は、解説で、幼稚だと痛烈に批判されるてるけど、そういう風に考えてもがいてしまう時期はすごくあると思う。

    法律家たちの冷たい姿もおもしろい。
    たしかに法律家の対応って理不尽なと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年06月21日

    一冊を通して、様々な視点から著者の人柄を見つけることの出来る本。
    そのことが本人は意図してなさそうに見えるのも面白い。

    辛辣な解説も見もの。個人的には全面的に感情移入して読んでいたので、なんだか覆されてしまったような読後感。著者を見る目が、ひいては自分自身を見る目が変わることにもなるような印象を受...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年07月04日

    町山智浩の解説を読んで、ようやく腑に落ちた。この解説を含めてひとつの作品だと思う。印象に残ったのは、解説内で「人間の通過儀礼が弱体化したなか、失恋は例外」という言葉。「思想地図β」での菊池成孔の「無条件に素直に従えるものが、この国には恋愛以外残っていない」という指摘と重なった。

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    Posted by ブクログ 2011年06月05日

    町山さんの解説が読みたくて購入。小説部分を読みながらうっかり主人公に共感してしまい、町山&穂村両氏の解説を読んで、その指摘のもっともさにうなだれた。正しさを振りかざしてしがみつく感じ、自分にもあるなー。主人公が内田春菊を例に出し、そういったタイプの女性を非難するくだりが印象的。私も似たようなことよく...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年10月17日

    まず、カテゴライズに悩んだ一冊でした。「書評」としてもよかったのだろうけど、それは何だか違うだろうと。書評という軸を持った私小説だろうと判断したので、私小説としました。
    AV監督である主人公が離婚調停中の妻への気持ちと我が子への想いを、調停などの過程に沿って綴ったものです。ひとつひとつのチャプタごと...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年08月26日

    ああ、もう、どうしようもない、とここまで思わされたのも久し振りである。主人公速水の正しさのベクトルが常に自分に向いているのだ。方向を変えるチャンスは幾度か訪れているというのに。正しさは諸刃の剣であるかもしれない。振りかざすと相手を傷つけ自分をも傷つける。
    特別寄稿や解説の素晴らしさもさることながら、...続きを読む

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