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「地方創生」の矛盾を突く! 移住促進はただの人の奪い合いだ。「人口の東京一極集中による地方の消滅」という発想に支配される地方活性化策。それは、若者を補助金頼みの地方定着へと誘い、人口バランスに大きなゆがみを生じさせます。たとえ人口が減っても、地方は豊かな暮らしの場となれるはず。人口減を受け入れることで見えてくる、地方再生の新たな道を示します。
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Posted by ブクログ
日本総研に籍を置く著者が政府の日本創生に物申す。『地方消滅』とは対極のタイトルだが、ICT技術(介助ロボットや自動運転車両など)により高齢化が進展した地方でも住み続けられるという論旨には素直に頷けない。人口減で地方が強くなるには、都市計画、個人資産の流動や収用など大胆な法改正による制限が必要だ。結果...続きを読むとしてコンパクトシティができるようになれば理想。地方が消滅するのではなく、地方自治体という枠だけが消滅するという主張はそのとおり!
(日経新聞電子版のコメント) 『地方消滅』を意識するあまり、地方同士が若者らを取り合おうとする動きを批判する。「人口移動は結果であり、目標にすべきではない」と考える著者は、地場産業とICT(情報通信技術)を融合した新ビジネスなど、仕事の創出を優先すべきだと提案
地方再生っていうのもこうやったらできるはず、を経済界寄りから入っている。じゃあ具体的に何やったらできるかみたいな話はあまりない。その点はつまんない。東京が人口を引き寄せてるんじゃなくて地方中核都市引っ張ってるというのは、私の実感にとても近い。飯の種のあるところにしか人が寄せられないというのは確かに真...続きを読む実なんだが、飯のタネの作り方の話をするのは、この話とはまた別のことになるんだけど、それがちょっと難しいかなと思った。 なんか相性的に難しかった。
政府の進める地方再生への疑問点を洗い出した著作。 霞が関が編み出す地方再生策はあまりのも皮相的なものであり、きちんとした人口動態を分析していないというのが、著者の主張だ。 おわりにで、きちんと著者の主張が言われている。 地方再生も都市の発展も、人口が減少する日本の成長の方向性と一致していなければなり...続きを読むません。 そのためには、若い世代がより付加価値の高い仕事が得られる環境を作り上げていくことが必要です。 今の地方再生戦略が、そうした前提を踏まえたものになっているのか、もう一度考え直すことが求められます。 とある。 ICT、クラウディア・ファウンデイング、ロボット技術などなど。 霞が関の官僚の発想には限界があるのです。 現場で活躍するNPOなどの発想を如何に柔軟に取り入れられるのか、日本社会の勝負どころです(笑)。
北海道伊達市は高齢者施設を誘致。若者も流入したが、景気が良くなると賃金が低い介護業界から大都市へ流出。付加価値の高い産業創出が必要。 東京への若者の人口流出がなくなると東京の競争力がなくなる。 製造業は地方都市でも本社を残しやすい。 どのような業種が地方に残りやすいのかを考える必要があると思った。
人口減少社会、限界集落など自治体消滅論が喧伝される中、自治体は、若い人を引き寄せるため、あの手この手の補助金施策を打ち出し、ゼロサムゲームならぬマイナスサムゲームに鎬を削っている。しかしながら、一時的な人集めは収入が安定しない移住者世帯を生み出すだけであり、そんな人たちは補助金が打ち切られれば地域外...続きを読むに流出していくだけ。少ないパイの奪い合いは愚の骨頂。大事なのは日本のどこに住んでいようが生きていけるだけの環境をつくりあげること。人口減少社会という現実をしっかり受け止め、目先に囚われることなく百年の大計をもって、どうこれに向き合っていくのかを真剣に考えていく必要がある。
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