放哉と山頭火 ──死を生きる

放哉と山頭火 ──死を生きる

825円 (税込)

4pt

4.4

学歴エリートの道を転げ落ち、業病を抱えて朝鮮、満州、京都、神戸、若狭、小豆島を転々、引きずる死の影を清澄に詩いあげる放哉。自裁せる母への哀切の思いを抱き、ひたひた、ただひたひたと各地を歩いて、生きて在ることの孤独と寂寥を詩う山頭火。二人が残した厖大な自由律句の中に、人生の真実を読み解く、アジア研究の碩学による省察の旅。文庫書き下ろし(詳細年譜付き)。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

放哉と山頭火 ──死を生きる のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    放哉、舞鶴に来たことあるのか。
    静の放哉、動の山頭火。自由ならざる死と孤独からの解放を詠った自由律俳人。
    西田天香「懺悔の生活」。読まにゃ。

    0
    2015年07月06日

    Posted by ブクログ

    常にポケットに鬱屈とした気持ちを抱えた二人。酒に溺れ、現世を憂いた二人は救済としての死を求め続ける。
    それでも、拭えない寂寥感や淋しさが彼らを自由律俳句へと導いていったのだろう。
    我々が今持つ憂鬱や、「ここではないどこか」を求める気持ちと、人生を通して戦い続けた彼らの人生。少しでもそういった気持ちに

    0
    2021年03月29日

    Posted by ブクログ

    時空の一瞬を切り取る単律句。
    苦悩の代償としての放哉、山頭火。

    わらやふるゆきつもる 井泉水

    山頭火
    鉄鉢の中へも霰 
    秋風あるいてもあるいても
    焼き捨てて日記の灰のこれだけか
    大きな蝶を殺したり真夜中

    放哉
    咳をしても一人 
    つくづく淋しい我が影よ動かして見る
    板じきに夕餉の両ひざをそろへる

    0
    2018年11月18日

    Posted by ブクログ

    前半が放哉、後半が山頭火の生涯です。
    後半の山頭火が霞むくらいの放哉の世捨て人っぷりと、クズっぷりは圧巻です。
    アル中の転落人生、ただし恐ろしいほどの才能つき。
    山頭火は絶望、出奔、放浪と酒びたりという分かりやすい人生ですが
    放哉はエリート→酒癖でクビ→拾われる→酒で迷惑、の繰り返しです。
    そしてそ

    0
    2017年08月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学歴エリートの道を転げ落ち、業病を抱えて朝 鮮、満州、京都、神戸、若狭、小豆島を転々、引 きずる死の影を清澄に詩いあげる放哉。自裁せる 母への哀切の思いを抱き、ひたひた、ただひたひ たと各地を歩いて、生きて在ることの孤独と寂寥 を詩う山頭火。二人が残した厖大な自由律句の中 に、人生の真実を読み解く、

    0
    2015年10月10日

放哉と山頭火 ──死を生きる の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

渡辺利夫 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す