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日本の歴史にはエロが溢れている。国が生まれたのは神様の性交の結果で(そしてそれは後背位だった)、
奈良時代の女帝は秘具を詰まらせて亡くなった。
豊臣秀吉が遊郭を作り、日露戦争では官製エロ写真が配られた。
――本書ではこの国の歴史を彩るHな話を丹念に蒐集し、性の通史としていたって真面目に論じてゆく。
「鳥居は女の大股開き」「秘具の通販は江戸時代からあった」など驚きの説が明かされ、
性を謳歌し続けてきたニッポン民族の本質が丸裸になる!
●混浴とフリーセックスで生まれた神々
●あの大黒さまが夜這いの元祖
●日本初の尼は全裸でむち打たれた
●平安のエロ本は陰茎を擬人化した物語
●初の春画は法隆寺の天井裏に描かれた
●戦乱の世でセックス宗教が大人気
●「全国243大名の性生活調べ」(『土芥寇讎記』)には水戸黄門の名前も
●吉原太夫の客にありがちな下半身の悩み
●日本人の並外れた淫乱ぶりに憤るペリー ……など
Posted by ブクログ 2022年04月05日
日本史のエロにまつわるエピソードを紹介した本。性の通史を書こうとしたそうだが、著者も後書きで述べている通り、エピソードの寄せ集めに終始した感がある。とはいえ、古代から近代まで、性風俗の流れがとっつきやすくまとまっている良著だ。
印象に残ったのは、各時代における性を売る女性の変遷で、平安時代の遊女は...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年08月18日
必要に迫られて読みましたが、予想外に面白かったです。
読後、日本の歴史は「エロ」に彩られているとの感を強くしました。
まず、よく知られていることですが、「国生み」の物語からしてエロい。
日本最古の資料である「記紀」には、こうあります。
まず、「古事記」。
イザナギが「自分には成り成りて成り余れるとこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月17日
「人生とはペニスとバギナの離合集散のドラマだ。そのドラマを見据えることが、歴史と正面から向き合うことにもなるはずだ」
というよくわからない理屈から始まる本書。
着目点は大いに共感するのだが、そもそも新書だから、情緒や感性に訴える部分は少なく、あくまで知識情報の拡充が主(だから点数は常に3点)。真面...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年02月17日
2017年2月
性の通史と呼ばれるものがなく、それを編纂しようとした一冊。
民俗学の本などは今までほとんど読んだことがなかったが、なんとなく日本人は性に対してかなりオープンな民族であったというようなことは耳にしていた。
実際に平安時代ぐらいからの流れで本書は構成されているが、それに沿って学んでい...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年04月24日
<目次>
第1章 エロくて偉大な神様たち
第2章 歴史の始まりとエロ
第3章 エロが昂じる王朝文化
第4章 戦乱の世を癒すエロ
第5章 花開いた大エロ文化
第6章 近代、官製エロの時代
<内容>
はしたないかと言えば、全然はしたなさはない。学術的かと言えば、そこまで高尚でもない。新書本...続きを読む
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