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少女のころ、私たちは赤い糸にあこがれていた。生まれながらに、目には見えない赤い糸で結ばれたひとにいつか出会い、恋をして、幸せに暮らし、死ぬまで離れることはない。大人になって、いくつかの恋を経験して、赤い糸はないって気づいたけれど、でも、銀の糸はあるのかもしれない。人生の大きな流れの中で、自分で選んだ相手と意志的に結ぶ、それが銀の糸――。だれかとつながりたい気持ちをすくいとる、珠玉の恋愛小説集。表題作ほか「しゃぼん」「セカンドハウス」「銀の糸」「遊園地」「メトロノーム」を収録。
※本書は文庫版『銀の糸』を改題し、単行本刊行時のタイトル『祝福』とした作品です。
Posted by ブクログ 2013年06月16日
久しぶりに野中さんの恋愛小説が読みたくなり、一気に読みました。
6つの恋愛小説はどれも素敵なものばかり。
あたたかくてやわらかなものもあれば、生々しくて官能的なものまで、幅が広い作家さんだなと思います。
その中でも気に入ったのは一作目の「しゃぼん」
物語の冒頭部は、主人公の麻里子の遠い...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月05日
バリバリ恋愛体質の人の書いた小説は苦手なのに、柊さんのは大丈夫・・・というか、とても心地よく、自分まで少し恋愛モードに流されてしまう。
この世にあるのは、運命の『赤い糸』じゃなくて、意志によってつなぐ『銀の糸』。・・・そうだなぁ、と納得した。私も柊さんのように、しっかり浮かされるんだけど意志的な恋...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月28日
2021年16作品目。
友だちになれそうもない主人公(失礼)が登場する6つの短編集。
有隣堂限定復刊。
解説の白河桃子さんによると、惚れっぽい人は恋愛体温を維持していて、微熱を帯びているとのこと。
あー……
もうそういう年齢ではないオバネエさんとしては、読むのが若干つらい短編集でした。
でも...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年08月16日
装丁がキレイで、新刊コーナーで購入しました。
6編の短編集。
久々に恋愛小説を読みました。
「“危ないよ”と止められようと、
勝手に愛し、勝手に求め、勝手に離れていく。」
「だれかを愛するときの自分勝手なやり方を、
私は簡単に改められそうもない――勝手であることの
なにがい...続きを読む
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