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柴山祐希、高校1年。クラスに居場所を見付けられず、冴えない学校生活を送っていた。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変する。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされつつも、学園の謎を解明するため、他人と関わることになる祐希。逃げないでいるのは難しいが、本当はそんな必要なんてないのかもしれない……彼の中で何かが変わり始めたとき、自らの秘密も明らかになる出来事が起こり!? やみつき必至の青春ミステリ。電子書籍特典付き!
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Posted by ブクログ
シリーズ一作目。 ミステリー要素としては重くないから、怖がりな私でも読めた。 日常の謎ということで、よく考えたらあ、そっか!となってスッキリ。 でも最後の最後の展開には驚きました。 柴山くん視点の描写が細かくて、読んでるこっちが恥ずかしくなった
不思議なテイストの本でした。自分が中高男子校だったこともあり、この作家さんの学園ものの本を読んでいると、共学の学校に行きたかったなと思います。
クラスに馴染めず鬱屈した学校生活をおくる柴山祐希がある日廃墟に住むマツリカと名乗る女性と出会い、都市伝説や自分の身に起こった出来事を話し、それを聞いたマツリカがその謎を解く4つの短編からなるお話。それぞれ春夏秋冬で短編が描かれ、個人的にはミステリーというよりは青春小説としての面白さを感じた。それに...続きを読むしてもマツリカは何者なんだろう?
まずこの官能的な表紙のインパクトに惹かれます。そしてマツリカさんの切れ味鋭い推理力。そしてこの対照的な語り手の男子高校生のサエない性格にイラッとしながらも、不思議な魅力があって、また、若いなぁと思わせる青春小説でした。
マツリカさん、あんたはいったい何者なんでしょうか。この謎が解明されるまで私は、このシリーズを読み続けるでしょう。 女子高校生にして、スーパー女王様、そして安楽椅子の名探偵。「柴犬」君ならずともマツリカさんには惑わされ、その虜になってしまいます。マツリカさんの正体を知りたい様な知りたくない様な複雑な...続きを読む気持ちです。 ミステリーとしては日常のちょっとした謎解きですが、その切れ味はなかなかのものです。個人的には「原始人ランナウェイ」が、中高生にはいかにもありそうなお話で面白かったです。 これからの柴山君と小西さんの関係も気になりますし、これはもうすぐ続編を読むしかない。それにしても、作者の男心をくすぐる描写、見事に勘所を押さえています。もうニヤニヤが止まりません。通勤電車の中では読まない方がいいかもしれない(笑)
主人公の柴山は、高1男子、クラスに馴染めない陰キャラ。そんな彼が、謎多き美少女のマツリカと出合ったことから、学校の不思議な出来事の謎解きに関わる。学園モノ、青春ミステリの連作短編集。圧倒的にか弱い柴山にたいし、マツリカは、絶対的女王様的な存在で、かつ耽美でミステリアスな安楽椅子探偵。キャラ設定がトン...続きを読むがってるのだが、描写もプロットも、そして伏線もしっかりして単なる連作短編集にとどまらない一冊。 『medium』にて、してやられた感の相沢沙呼だが、本作はmediumよりも7年前の作品だという。他の作品も追いかけてみたくなった。
* 男子たるもの、彼女を守って進まなければ、なんて思ってしまった。 * 書店でのオススメにピックアップされていたので購入。テンポが良い学園ミステリ。マツリカさんがセクシーすぎる! . 学園で起きる謎を解決しつつ、青春と共に生きるということにも触れる作品。シリーズもあるので今後のマツリカさんにも注目し...続きを読むたい。 .
日常、それも高校で起こる様々な出来事の小さな謎を何個も解明しながら伏線を貼り、最後に大きな謎を1つ解明するという感じの本で相沢沙呼さんはこの書き方を良くするのだと思う。 僕はこの書き方がとても好きで読んでいてとても楽しい。 また、この本にはマツリカさんの事がとてもセクシーに書かれていたが果たして何者...続きを読むなんだろう? 1冊でも楽しめるが、やはり続編がとても気になる終わり方をしたので次もはやく読みたい。
マツリカさんのキャラが魅力的で惹かれました 正体は明かされないままだったので若干もやもや とと思っていたら続きがあるんですね 青春真っ盛りの柴犬くんの今後の交友や心持ちもどんな風に変わっていくのかが楽しみ
面白かった。学校もので、連作短編もののミステリに欲しい技も効いている。 いまいちハマりはしなかったのは、わたしがもはや思春期男子だった頃を忘れかけているためと、不思議で高圧的でセクシーなお姉さん?(本作の安楽椅子探偵であるマツリカさん)になじられパシられながらも大事にされてドキドキもする……という所...続きを読むが自分のツボ…というか性癖とは違う所にあったからで、本作が悪いわけではないし、ドキドキして悶々としちゃうシーンの書きぶりがなんか書いていて楽しそうなのがこっちにもしっかり伝わってくるのはむしろ好感度が高いです 笑 シリーズ3作目が本格ミステリ大賞のノミネート作なので、そこまで読んでみるつもり…
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