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人気直木賞作家に評論家、テレビでお馴染みのあのタレント。そのすました顔の裏側を、ただ一人知る男、いしかわじゅん。業界と呼ばれる世界に生きる、個性豊かな面々との交流を真っ正直に綴ります。私のことだけは書かないで、と懇願した作家がいたとか、いないとか?! 幻の爆笑エッセイ「校歌でゆんゆん宗左近」も加わった、業界への愛溢れる感動の書!
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Posted by ブクログ
げげっ!ホントウに悪口ばっかし!とても面白い。こんな好き勝手書いていて,いしかわ先生は大丈夫なのだろうか!という心配をよそに,本編でさんざんイジられている北方謙三氏が,巻末の解説を書いていたりする。う〜ん,いしかわ氏本人こそ濃いのだろう。
プロレス好きのいしかわじゅんが杉浦日向子さんに延々とマニアックなレクチャーをしてしまう「砂のように聞く女―杉浦日向子」を収録。業界の知人の意外な一面を愛をもってズケズケ書いちゃった一冊で、唐沢俊一、夢枕獏、北方謙三、大沢在昌、関川夏央などなど私の興味ある作家のエピソードも複数入っていて嬉しい。文庫版...続きを読む特別付録の「校歌でゆんゆん宗左近」は爆笑必至。いしかわは、「唐沢俊一の貸本漫画の取り上げ方が気に入らない」と言うが、「校歌でゆんゆん」のアプローチの仕方にはかなり近いものを感じた。いしかわじゅんが「一番濃い人」かもしれないなぁ…。
いしかわじゅん氏の書く文章は面白い。 自分が雑文を書くきっかけになったと言っても過言ではない。 初めて氏の文章を読んだのはEYE-COM、週刊アスキーの前身誌である。 まだMS-DOSにWindows3.1が載っていた頃の時代。 しかもPCー98全盛。 MACなんて触ったことないのに氏のおかげで偏...続きを読むった知識が身についたかも。 いつの頃からか週アス読む目的が情報収集ではなく連載物を読むために変わっていったのも氏の影響だった。 一時期スタパ齋藤氏の文体は真似してみたけど、いしかわじゅん先生の軽快さは真似できないね。 今作に出てくる作家は知っている方が少ない。 知っていても読んだことない人ばかり。それでも面白いんだな。 アスキー系編集者やライターももっと読んでみたかったけど、それなら「だサル」読めってことだよね。 近々「だサル」の欠落巻を探しに行かないと。
再読この本は,いしかわじゅんの業界(?)人とのつきあいについてのエッセイ集である。高千穂遙との話が面白かった。内容は普通に面白い。細切れに読めるのでトイレ本としてかなりよい。
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