五峰の鷹

五峰の鷹

979円 (税込)

4pt

4.5

海を奔る男たちの壮大なる戦国叙事詩。

16世紀半ば、朝廷から金掘り御免の認可を得ていた山吹城主・三島清佐衛門は、大内氏から石見銀山の採掘権を得た筑前博多の豪商・神谷寿禎とともに開発を進め.、莫大な収益をあげるようになった。しかし、近隣に勢力を張る尼子氏によって家を滅ぼされ、幼かった清十郎は難を逃れて都で修行生活を送ることになる。やがて成長した清十郎は室町幕府の兵法指南所で頭角を現わし、お家の再興を目指し、海商・王直の知遇を得て貿易商人として才覚を見せ始める。なかでも鉄砲の威力には早くから注目、その扱い方や戦術を学ぶと共に、火薬や弾薬の原料となる硝石や鉛の流通を押さえる必要性も痛感し、戦国大名との交流の中で独特の地位を築いてゆく。その中で、父の敵ともいえる相手と対決、とらわれの身となった母とも再会。将軍・義輝にも重用されるようになり、奉行の役職を与えられるが、足利家の威光はすでに意味を持たなくなっていた。絶体絶命の危機を何度も乗り越え、清十郎は夢に近づいていく。

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五峰の鷹 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    石見銀山管理する家に突然の裏切り
    家の再興のために
    五峰=五島列島を根城にした「王直」
    を足掛かりに唐船奉行まで出征?
    続編はないのか?

    0
    2017年04月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の三島清十郎は西日本各地と明国を股にかけた貿易で政治力を発揮していく。鉄砲伝来直後、天下統一に向けて各地の武将が鎬を削る時代。火縄銃そのものの製造は勿論のこと、兵器として運用するために重要な鉛や硝石をどのようにして得るか、商品を買い付けをする銀をどう抑えるかなど、貿易の描写に力点が置かれている

    0
    2024年04月09日

五峰の鷹 の詳細情報

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